肺炎球菌ワクチンのお蔭もあって15年前よりかなり減ってきた中耳炎。
中耳炎と診断されると昔ながらに毎日通院だとか抗生剤飲んでだとか、そんなイメージもあるかと。
でもね、ほったらかしで治るケースも多いんです。
↓ 上段、両側とも鼓膜の奥に黄色い液が貯留
下段は14日後くらい
この期間、通院も内服もしていません。
この子はどっかの耳鼻科で中耳炎になるたびに抗生剤をのんでちょこちょこ通院して、でも行くたびに中耳炎と言われる、ってことで連れてこられまして。
耳痛で夜泣きとかしてたんなら抗生剤もしょうがないねえ、とか親と話してたんですけど。
母ちゃんによると痛がりもせずグッスリで、それでも通院すると中耳炎と言われて薬を出される、って。
とりあえず本人が痛がっておらず、言葉の遅れも見られないので一旦放置での様子見をしてもらいました。
結果やっぱり自然治癒。
症状が辛ければ内服加療したほうがいいですし、本人がケロッとしていれば自力に任せるのも一興。
ずーっと滲出性中耳炎とかですと言語発達に遅れが出るケースもありますので、その場合は水抜き用チューブを留置したり、その辺りは状況によりです。
未だに中耳炎はプール禁止~とかいうヒトもいますしねえ、、
まあどんなに治療法がまずくても成長とともに中耳炎なんて縁がなくなっていくものなんでいいんですけども。
本人が苦にしておらず、言葉も発達している状況なら医師側からゴチャゴチャ干渉しなくてもいいんじゃないでしょうか。というお話し。
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久留米市 田中耳鼻咽喉科クリニック