10月2日火曜日 午後5時47分、愛するパセリは天国へ旅立ちました。


これまでパセリを応援してくださった皆様にまずはご報告をと思いSNSではすでにお知らせ致しましたが、たくさんのお悔やみのメッセージを頂戴し心より感謝申し上げます。

皆さまからの暖かいお言葉に大変慰められます。
ありがとうございます。


しかしながら、正直セージを亡くした時よりもダメージが大きく(セージの時はパセリがいてくれたのもありますが)、明日の初七日を前にしてもまだパセリの死を受け入れる事が出来ないでいます。

セージの時はきちんとセージの最期の時に向き合っていたなぁと思いますが、今回パセリの最期の時を思い出すのが怖くて考えないようにしていることに気がつきました。

そこで私自身が受け入れて前に進むために、セージの時にもしたように、パセリの最期を記させてもらおうと思います。
あの子の生きた証、あの子のフィナーレ、きちんと残さなくちゃ。



パセリちゃんの最期

亡くなる前日10月1日。

パセリ今日で19歳6ヶ月。

朝、猫ミルクをのんでくれて、久しぶりにちゃおちゅーるボーノスープを少し舐めてくれる!

午前中、ニャーニャーと鳴き、パセリ〜と声をかけてもニャーニャーと甘えた声で鳴き続け、顔を近づけると、いつものように頬をペロリと舐めてくれた。

久しぶりだった。



10時頃に点滴補液を100ccちょっと。


今朝の嬉しい出来事もつかの間、どうやら発作が起きている様子。


発作は久しぶりだった。


セージの時と違い、あまり体に出ないけど、顔面がピリピリってなって眼振して目の瞳孔が開いている。

そこからは10分に一回くらい起こすようになる。


合間、好きだった祝い缶の汁をあげたらスポイトを噛む勢い!食べるかと思い、1本ササミをあげるが食べない。


午後にササミの茹で汁に抗てんかん薬を混ぜてスポイトで与えたら、飲み込まずにクチャクチャとよだれ出だしてしまう。

薬なのか手作りスープがまずかったのか、とにかく嫌だったみたいで引き金でまた発作。パセリごめんなさい。

夜になっても発作連発はおさまらず、流石にぐったりしたまま辛そう。

 

深夜、横で寝ているとニャと一度鳴いてくれた。



10月2日

朝、発作の嵐は収まってる模様。

ぼーっとしている。


いつも寝返りしてあげると小さくゴロゴロと喉を鳴らしてサンキューといってくれる。


今日もゴロゴロ・サンキューをもらって少し安心する。


しかし時折口を開け呼吸する姿が見られるようになる。昨日から少し呼吸が苦しそうな時がある。


スポイトでお水をあげたら引き金発作。

お水でははじめて。ごめんねパセリ。


7時頃点滴150cc。


引き続き昨日と同じ感じでぱっと見わかりにくい発作が続く。


下痢うんちが少しでる。

出ちゃうんじゃなくて踏ん張って出した様子。

液体しか飲んでないもんね。そら下痢だよね。

膀胱刺激なしでオシッコもでる。

よくできました!とほめる。



午後2時22分、発作が少し大きくなる。

といってもすっかり力が入らず動かなくなっている足が少し浮く程度体。

でも息も苦しそう。


朝から眠れないでずっと目を開けたままボーッとしている。


あまり動かしたくないなと思ったけど、ペットヒーターをつけているし低温火傷したらかわいそうなので寝返りをしたらまた発作。

点滴が指した穴から漏れて背中びちゃびちゃになったいる。

そして、お水をあげると拒否のあと少しスポイトを舐める。でも引き金で発作。


点滴も吸わないし、お水も飲まない。

パセリの体はもう水分も代謝できなくなっている。


私の中で、もう回復方向ではなくて、最期の時が少しでもラクになるようにアシスト方法を変える時かもしれないという想いが芽生える。


お水をあげるのはもうやめよう。

(拒否があっても一縷の望みでついついあげてしまっていた。)


ヒーターをはずそう。

(本当は冷やしてあげた方が最期がラクだそうだが、手足の冷たいパセリを冷やす勇気はない。今日は季節外れに暑いしと自分を言い聞かせてヒーターを外す。)


ヒーターを外してふかふかのお布団ペットを作り直して寝かせると、パセリは気持ち良さそうに目を閉じた。


このまま少し眠れるといいな。

思った矢先にまた発作。


朝から変わらず見た目にはわかりにくい発作が続いている。


寝直してから数時間が過ぎたので、床ずれ防止の寝返り、カラダがしんどそうだから、最後の寝返りにしようと思って反対に向ける。


もうゴロゴロでサンキューの元気はなかった。



パセリちゃんの最期

夫の夕飯を作るために、パセリにちょっとキッチンへ行くねと声をかける。

キッチンから振り返ってパセリをみるとまた発作が起きているように見えた。

急いでパセリの元へ戻る。

口をあけてくるしそうになったので声をかけながら酸素缶使用。


大きくはぁと息を出して、グゥゥという。

これまでと何かちがう。

2、3回それを繰り返して、う~んといつものパセリの可愛いうなり鳴き。

苦しいねぇと声をかけるとまた大きく口をあけて大きくはぁはぁとなり、終わりの時だとわかった。


酸素缶をやめてパセリの手を握り声をかけながら抱きしめると、立てなくなってから全く力が入らなくなってしまっていたはずのパセリの手が、私の指を握りかえしてくれた。


そのまま、パセリの呼吸は止まりました。

ここ数日は心拍数も人間並みに減っていて、鼓動が弱くて聴こえにくかったから確かじゃないけど、17時47分ごろには鼓動が聞こえなくなったと思う。呼吸が止まってからもすぐだった。


パセリの発作はセージの時のようにのたうちまわるような壮絶な感じではなかったし、最期の時も時間にして数分、突然というかセージの最期の時のような意識ない時間が何時間も続いてというのとはまるでちがう、そんなに苦しむ感じではないあっという間の最期だった。



優しいパセリ

私が手を握るといつも指を握り返してくれたパセリ。

手に力が入らなくなって、もう、握り返してくれることはないと思っていた。

最後にまたパセリは私の想いに応えてくれたんだ。


1週間前の最期の腕枕寝。

昨日のほっぺた舐め。

今日の指握り。

思えば、時間をかけて徐々に徐々に弱っていって、私にある意味覚悟をする時間もちゃんと作っていてくれたのかもしれない。


もしもあの時振り返らなかったら、万が一トイレに行ったりしていたら、確実に看取る事は出来なかったと思うと、看取らせてくれたパセリの優しさを感じるし、看取る事ができたのは幸せな事だと思う。


最後の最後までパセリはわたしにたくさんの愛情をくれました。


つづく