あぶ刑事世代の私。
ハマっ子なので大概のロケ地は近所であり、
すぐにそこがどこかわかる方だと思う。
とはいえ、当時子供だった私はレストランやBARは行ったことがない所が多い。
大人になってあぶ刑事を見返して、ネットなどの情報をみてはそのロケ地へ行ってみたくてウズウズする。
近いのだから行けば良いわけだが、行きたくても30年の年月は長すぎて、もう訪ねる事は出来ないことも多い。
それに最近までレトロな雰囲気を残しつつ営業していたハマ界隈のお店は、ここ数年で軒並みなくなってしまった感がある。
建物の老朽化。
経営者さんのご引退。
それぞれ致し方ない事情があるのは重々承知しているが、見慣れた懐かしい景色が変わっていくのはやはり寂しい。
今日は、あぶない刑事でも度々登場しており
現在も30年前の面影を驚くほどそのまま残す
「ハーバービュー レストラン」さんへ行ってきた。
実はここにくるのは初めて!!
ずっと来てみたかったけど、元々は会員制ヨットクラブのレストランということもあり、近所か車でないと少し歩くので、あぶ刑事好きでないと女子友達をちょっと誘いにくい立地。故にこれまでなかなかタイミングに恵まれなかった。
いつかかならず行ってみたい!と思っていたら、最近あぶ刑事にハマり同じく横浜ラブなご近所友達から素敵すぎるお伺いをいただいた。
「誕生日のお祝いまだできないから、どこか行きたいところある?」
そんなん迷いなく遠慮なくこちらを指名www
「あぶ刑事の雰囲気を感じるには、ロケーション的にやはりお昼時だよね!」
と満場一致でランチ営業の土日を狙い、
念願叶って本日決行となった。
最寄りのバス停からるんるんで歩いていくが、お店前に到着と同時にさっそく営業しているか不安になる。。
その場で友人が電話をかけてくれたところ
「木の扉見えます?開けて中に入って階段上がって2階に来てください」と案内を受ける。
ドキドキで扉を開け2階へ上がると、、
↓
あぶ刑事のまんま!!
大興奮www
四十路女子ふたり鼻息荒く席に着き、
ランチタイムのメニューから友人はカキとベーコンのパスタを、私はシュリンプカレーを注文。
店内写真撮りまくりながらお料理の登場を待つ。
正直、ランチメニューだからお気楽にすぐに出てくるんだろうなぁと思っていたのだが、これがなかなか出て来ない。
お店の方おひとりだし、仕方ないかな?と申し訳ないながら少しサービスについては諦めるような気持ちになっていた。
しかしようやく出てきたお料理をみた瞬時、
そんな風に思ってごめんなさい!と土下座したい気持ちになった。
ランチには、スープとプチ・パンとサラダがついていて、先にそれらが運ばれてきた。
あさりのスープは、殻つきでしっかりとブイヤベース感のある本格スープ。ちょっとクリームっぽさもあってあっさり目のビスクっぽい!
パンは焼きたてホカホカ。なんと自家製!!
サラダも作り置きで冷蔵庫でギンギン!じゃなくて、食べやすい適度な冷感。
最後に出てきたシュリンプカレーも濃厚な欧風カレーのルゥと、小ぶりでありながらしっかりプリップリな海老との相性バツグン!
なんというか、これはぱっぱと出せるものではないなぁと思わず感動してしまった。
だって、これで1080円ですよ!奥さん!!
追加でコーヒーをお願いしたら、プチサイズのフォンダンショコラが添えられていて、なんとこちらも手作りだそう。
こちらもプチサイズなのに仕事がちゃんと細かくて美味しいので別でケーキ頼まなくても大満足💕
本当に、
もーね、
なんていうかね、
ぶっちゃけちゃうとね、
〝あぶ刑事のロケ地であるというロケーション″
をみれるだけでもう帰ってもいいかしらw
くらいに行く前は思っていて、
それ以外に期待というか意識というか
全くそっちに向いてなかったので
このお手頃なお値段の中で最大限にこだわりをもったランチを提供してもらえるなんて正直思ってもみなかった。
そう、
こちらのお店は紛れもなく「レストラン」なんだ。
何事もこだわりがあるって本当に素敵。
このお店はヨットクラブの会員の方の為の施設というのが元々メインなのだろうから、またちょっとニュアンスが違うかもしれないけど、
先日伺った馬車道のサモアールさんもそうだけど、
長年の続くお店ってやはり愛され続ける理由があるんだなぁと改めて感じた。
今度はあぶ刑事のファンとしてではなくて、
このお店のファンになりたい。
そう思えるレストランだった。
次回は夜にディナーで来ようと思う。
そして、ワガママに付き合ってくれた友人に感謝😊