昨日は現在公開中の映画「怒り」を観てきた。
同監督、同原作の「悪人」を観た時と同じく、物凄くエネルギーを吸い取られるような映画だった。
私のカスカスな頭の中のボキャブラリーでは、なんて表現したらいいかわからないのだけど、とにかく暗い気持ちで映画館を出た。
両作共原作読んではいないのだけど、原作者の吉田修一さんの世界観がそうなのか、監督の李相日さんの持つ世界観がそうなのか、とにかくここまで観た人の心に「何か」を残す事ができるのはすごい事だと思う。
ちなみに李相日監督の作品では「フラガール」が大好きw
細かく書くとネタバレさせてしまいそうなので、まだ公開中の映画だしうまいこと書けないけど、役者さん全員がものすごくよかった。
それぞれ実力のある俳優さん達ではあるのだけど、本当全員素晴らしい。
たぶん李監督が俳優さんの良さをさらに引き出す演出をされているのかな。
あのベテラン勢の中で、広瀬すずちゃんも新人の佐久本宝さんもとってもよかった。
個人的には、役作りで7キロ太った宮崎あおいちゃんが、そんなに太っても全然太ってなくて可愛いくて、元がどんだけ細いんじゃいと突っ込まずにいられなかったけど、ケチのつけようのない完成された映画だと思う。