2015年4月19日。
福生市とあきる野市を繋ぐ睦橋の真下にある、くじら池に行ってみた。
くじら池はヘラブナやブラックバス、鯉釣りが盛んな釣り池スポットだ。
時刻は17時を過ぎ、夕まずめになった。
つまり、お魚達の晩飯タイムに突入したワケである。
空が暗くなるまでの釣りタイム。
時間にして、せいぜい1時間程の戦いとなるであろうか…?
僕はここでは鮒狙い。
4.5mの竿に、ハリス4号の仕掛けで挑む。
餌は練り餌を使う。
一方、同乗したカメラマンA氏は、弟から借りて来たルアーロッドに、竿より短い長さの仕掛けを結びつけ、ハリス8号に食パンの切れ端つけて挑む。
はっきり言ってA氏の仕掛けはありえない組み合わせだ。
周りはルアーを投げまくるバスアングラーとベテランのヘラ師達。
そんな彼らを見渡して見ても、釣っている輩は1人くらいしか見ない。
時間も無いので、A氏へ「それちゃうやろ!」という、シロート突っ込みも省略し、俺は早々釣りを開始した。
しばらくすると僕の浮きがクンクンと動き出した!
すると…ッ!!
「来ましたッ!!」
僕はタモ網を持ち、釣り上げられた鮒をすくい上げた!
やはり夕まずめは釣れた!
「ちょっ…、ちょっとスマホで写真撮って良いですかね?」
「Twitterで、くじら池で釣りなう…なんて、ハハハ…。」
そう、先に釣ったのはカメラマンA氏であった!^^;
僕は置いていた自分の竿を引き上げると、餌がしっかり取られていた…。
よ~~~~しッ!!次は俺がッッ!!!
キャストする俺。
「来たッ!!」
俺がキャストしてすぐアタリが!
よく跳ねる、元気の良い鮒を釣り上げた。(A氏が)
なんでやねんッ!?
なんで、あんな足元までしか糸が届かない仕掛けで釣れるんじゃい!
「ハハ…、ここ釣れるからどうぞ、どうぞ…」とA氏。
そんな人の情けはいらんわい!と心に思いつつ…。
「そお?悪いね?なんか場所取っちゃったみたいでさ…ハハハ…」と、謙虚に人の好意を素直に受け取る俺。
しかし釣れない。
う~~~~…!
辺りが暗くなり始めて来た。
周りのヘラ師達も納竿し始めた。
くそ~~!時間が無いッ!!
「俺、やっぱさっきの場所攻めるわ…」
時間に余裕のない俺は、さきほどの場所にキャストした。
すると浮きがクンクンと動いた。
「来ましたッ!!」
そして鮒を釣り上げた。(A氏が)
なんでだぁ~~~~ッ!?
なんで俺が攻めると釣れず、A氏が攻めると入れ食いなんだぁ~~~~ッ!!
あまりにも続け様に鮒を釣り上げるA氏の元へ、周りのベテランヘラ師も集まって来た。
「エサ何使ってんの?」
「食パンです」
「えッ!食パン!?」
引き返したヘラ師達は仲間達に伝える。
「食パンだってよぉ…」
ザワザワザワ…。
驚愕するヘラ師達…。
そりゃそうだろう。
あんな良い竿使って、高いウキ使って、良いエサ使って、テクニックあるのに、ちっとも釣れなくて。
こっちは食パン使って、150円の仕掛けセットを、ただ棒に結んだようなスタイルのワケわからん男が、いきなり入れ食い釣りするんだから…。
辺りも夕闇となり、老眼が進んでる俺は、もう糸が見えなくて、結んだり解いたり出来ない。(笑)
しかたなく、ここでタイムアップとなった。
そういうワケで、本日の釣果は1時間15分で、鮒3匹でしたぁ~♪(A氏が)
もう何が正しい釣り師のあり方なんだか、ワケ分かんなくなってきたわ。^^;
★本日の釣果0匹★