柊様は自分を探している。(8)<完>/西森博之/少年サンデーコミックス | 田中の甘口漫画&色々レビュー(・∀・)

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柊様は自分を探している。(8) (少年サンデーコミックス)

 

既刊記事: 1~7巻

 

 

今日明日で小学館作品を更新して3月分の新刊は終わりです。

 

まずは西森博之先生最新作

「柊様は自分を探している。」最終巻です!

 

 

夜叉との抗争の決着、エンディングを描いて完結となりました。

 

最後の抗争はグッと来るポイントがしっかりあるものの

やや巻きで進んでいて緊迫感は無かったのでもう一歩。

 

これでいつもの感じで話が締められたらイマイチなので

残りの話数はどうなるんだろうと思っていたのですが

これを描くための物語と設定だったんだと分かる

胸が締め付けられるような感動のラストが用意されていて

エンディングは素晴らしいものになったと思います。

 

不死による孤独と人との別れをテーマに持っていて

ここを日常を重視するアプローチでもっとじっくり描いていれば

西森先生の感動作として歴史に残っていたんじゃないでしょうか。

最初からこの尺だったのか人気によるものかは分かりませんが

8冊の巻数制限、軽妙すぎる日常描写、悪者との抗争を必ず入れる

西森先生の物語に対するアプローチが、感動作であることを

読者に気付かせるのが遅れさせてしまった気がしますね。

内容は大人向けながらあくまで少年漫画として描かれているので

バランスがとても難しい所ではありますが……。

 

単行本要素は描き下ろしではないと思いますが

柊の昔の話を描いた特別編を最後に収録しています。

こちらもお伽噺として最後に良いアクセントになっていました。

 

 

西森先生お疲れ様でした!

 

本作も西森先生ならではの作風を堪能できましたし

最後は感動で読んできて良かったなぁと思いました。

 

また次回作を読むのが今から楽しみです。

内容が大人向けになってきているので

青年漫画での新連載も面白いかもしれませんね(・∀・)

 

最後は☆5つ評価です!

 

 

田中ポイント(・∀・)っ【☆☆☆☆☆】