皆さま、
いつもお読みいただきありがとうございます。
今日はちょっと仕事のお話をします。
私のクリニックは
手・肘の患者さんだけを診ています。
診る部位が限局しているので、
受診希望の患者さんには
大変わかり易くなっていると思います。
そんな患者さんの中に、
前に受診したお医者さんの診断と
ちょっと違う診断名を私から告げられて、
けげんな顔をする方がいます。
患者さんお症状は治療後良くなっていただき、
前医の治療に対して
『今までの診断と治療は何だったの』
とお怒りになられる方もいらっしゃいます。
私は、手・肘だけを診る医者であること
そして、『後医は良医』と言われるように、
最初に診たお医者さんの見立てが
違うことがわかっていますので、
違う治療選択をすることができて、
鑑別に必要な疾患が少なくなります。
必然的に、後から診た先生の方が診断は
正しくなりがちです。
(必ずしもそうでないこともありますが、)
だからと言って医者を渡り歩け
ということではありません。
信頼できる先生と一緒に治療に専念することが
一番の薬と思います。