いつもお読みいただき、ありがとうございます。
柏Handクリニックの田中利和です。
本日は、
有鉤骨鉤骨折の保存治療
について、ご説明します。
前回にお話した通り、
最も大切なことは
診断
です。
単純写真では、診断は難しいです。
疑わしい時は
必ずCT、もしくはMRI撮影を
担当の先生にお願いしてください。
骨折が確認できたら、
4週間はギプス固定
をします。
その後は、取り外し可能な装具を装着します。
小指と薬指の屈筋腱が骨折部分を通ると
損傷をすることがあるので、
尺屈(小指側に倒れる)しないようになっています。
可能な限りつけていただきます。
入浴時は外しても構いません。
CT検査を繰り返し、骨癒合状態を確認します。
72歳の女性で、他医で骨癒合できず
6週間経過してから来院されました。
装具をつけはずししながら、
最終的には骨癒合しました。
手術を推奨する先生もいらっしゃりますが、
手術以外の治療を希望される方もいます。
そんな方のためのオプションです。
質問、ご意見を頂けると幸いです。
また、リブログしていただけると、
さらに幸いとなります。
今後とも、よろしくお願いいたします。