会議の働き方「革命」 | 生殖医療専門医・内視鏡手術技術認定医 田中雄大のブログ

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神奈川県藤沢市の不妊治療・産婦人科「メディカルパーク湘南」の院長、田中雄大のブログです。
体外受精や内視鏡手術のことから雑感まで、日々の記録を綴っております。

会議。

会社、学校、自治会、役所、どんな組織にも、会議は付き物です。

医療機関も例に漏れません。

メディカルパークにも、沢山の会議があります。

会議には、資料が付き物です。

予め、準備した資料を出席者に配布してから会議が始まります。

資料用紙はA4数枚程度の事もあれば、優に30枚を超す場合もあります。

資料を揃えるのも一苦労です。

そういう時には、大抵、

「あれ、その資料、何枚目?」

「あれ?それ、オレの手元にないぞ」

とか発言者の腰を折るようなことを言い出すヤツがいます(大抵は私だけど。)。

 

さて。

 

最近、管理部の全体会議で、配布資料を無くして、「googleドキュメント」というヤツを利用するようになりました。

それがこれ。

1人1人がパソコンを持ち寄って、それでweb上で資料を共有しながら会議をするのです。

各院の事務長には当たり前のツールだったようですが、私には全く初めての事で相当感動しました。

コイツの導入で、これまでの紙の束が一瞬で消え去った。

何が楽って、会議が終わった後の資料の処理が全く無くなったこと。

トップシークレットが沢山入ってるので、ゴミ箱に捨てることも出来ないし、シュレッダー掛けるのも面倒臭い。だから、カバンにしまい込んで、何週間もそのまんまになる。それでどんどん溜まっていって、カバンが重くなる。カバンの奥で、セピア色に変色してくしゃくしゃに丸まった紙の束を見ると、給食で残したパンを机の中に隠してカピカピになるまで放っておいた自分の幼少期を思い出す。

 

それが無くなったのです!

これを幸せと呼ばずに何と呼ぶか。

資料を廃棄する手間だけでこれだけ楽だと感じているのだから、資料を準備する方は、今までの10倍も楽になっているはず。

 

これは「働き方改革」ではなくて、「働き方革命」と言えるんじゃないかね。

 

こういう改善はどんどんやるべきだと思うのです。

まあ、でも、毎回会議の直前に、ドキュメントの保管場所を探すのに手こずって、ちょっと脇汗が出るんだけどね。