「ピンポーン」
玄関のインターフォンが鳴りました。
「宅急便でーす」
犬がワンワン吠える。
届いたのは、高級なお茶。
息子からでした。
「まぁ!母の日のプレゼントだって!」.
包装を開けた妻が嬉しそうな声を上げました。
へぇ!
粋な事するもんだな。
妻が、独り言を言っています。
「あの子も、こんな気を遣わくても良いのにね。ホントにプレゼントくれるなら、たまには戻って来て、顔出すのが1番の親孝行だってのにね。」
ん?
ちょっと待て!
昨日オレには、24時間いなくなってくれ!とか懇願しておいて、そりゃないんじゃねーか?
って思いましたが、勿論、黙ってました。