今日は、東條ウィメンズホスピタルに、手術の出張に来ました。
子宮内膜ポリープの手術が4件。
本院で順番待ちしていると、数か月待ちになってしまうので、不妊治療中の患者さんを優先的に東條ウイメンズホスピタルに行って頂きました。
しかし、自分のホームグラウンドじゃないところで手術をするのは、本当に不安。
埼玉の入間院なら、ずっと通っていたので、まだ勝手がわかるのですが、東條ウイメンズホスピタルで手術をするのは、これが初めて。しかも東條のオペ室はまだ工事が終わったばかりで、今日がそのこけら落としだというではないか。麻酔器の不具合があったら?電子機器が1つでも誤作動したら?内視鏡カメラの設定がおかしかったら?看護師はちゃんと手足になって動いてくれるかしら?最初が肝心。万が一、何かヘクったら、2度と東條での手術を行う道は出来ないだろう。実は昨日から不安で不安で、夜、何度か起きてしまいました。
終わってみれば、午前中で4件を完璧にこなすことが出来ました。
本院に戻って、午後からの会議にも完璧に間に合ってしまった。
それでもマイナートラブルもあったのです。
最初の手術で、どうしてもカメラの視界が奇麗にならない。
子宮の中に確実に入っているのに、何故か視野が奇麗にならない。
還流液、カメラの配線などすべてチェックしても原因が分からない。
20分程格闘したけど埒が明かない。
最初の手術なので、器械メーカーのメカニックの人が待機していてくれて、その方に見て貰って、解決。
子宮鏡のバージョンが普段使ってるものとほんの僅か違っていて、かん流液を繋ぐバルブを私が勘違いしてたらしい。
本当に良かった。
そんな僅かな事でも手術が成功するかしないかが変わってくるのです。
今の私は達成感に安堵。
今晩はぐっすり眠れそうです。