最近、連日のように電子カルテの対応で夜な夜な病院で残って仕事をしています。
昨日も夜遅くに帰宅しました。
リビングに入ると、学校が無くなって暇をぶっこいている娘がお笑い番組を見て爆笑していました。小言の一つでも言いたくなりましたが、言えばまた反発するので、そのまま黙ってスルー。すると娘が声をかけて来たのです。
「調子悪いの?」
私が憔悴仕切っているのが分かったのでしょう。なんだ、ちゃんと見てくれてるじゃないか。いいとこあるじゃない。大丈夫、心配するな。お父さんは大丈夫だぞ。
「いや、疲れてるだけだよ。」
「あ、そう」
それだけで十分。荒れた心にポッと灯がともった気がしました。
それで、何か飲もうと思って、冷蔵庫に向かうところに後ろから再び娘が。
「取っ手触る前にちゃんと手洗ってくれる?」
「え?」
「あと、家に入ってきたらマスクちゃんとつけて貰える?」
「え?」
「あと、絶対に2m以内に近づかないでね。」
「え?」
矢継ぎ早の3連発。返事する間も無く。
期待した自分が馬鹿だった。
でも、あながち間違っていない。
家庭内の緊急事態宣言。