これで大会ラストとなる2年のトキオ。

この後自主公演を経て、引退となる。

引退といっても、籍は置いたままにしておく。

いつでも練習したくなったらこれるように。

また、当然卒部式もだ。

勉強に切り替え、また次のやるべき事を頑張ればいい。






トキオで行くってなったのは、アライブが終わってテスト明け10月25日くらい。





三浦が骨折して、すでに進学クラスで勉強にシフトしていた同学年トキオを出そう!ってことになった。

彼も、よし!やります!とは言うものの、

勿論、気持ちが切れている状態からまた、始めるのはきつい。しかも1週間とちょっとしかない。



幸いこの振りは新人戦をパワーアップさせたやつだから、少しは知っているが、


だいぶっていうか、かなり違う。



玉突きのように、三浦のとこにトキオがはいって、違うとこにしょーえーが入ってみたいな感じで。


かなり大変やったと思う。


くぉらぁああー!!!!トキオぉおお!!!




なんて、何回怒ったやろう。


だけど、みんなが彼に最後まで付き合った。


僕も絶対にトキオを出す!って決めてた。




だから、今回メディアが入るってなった時、
そっとしておいてもらいたかった。

すいません。本当に。

いつもは、いいですよってなるんですが、
それに対応するほどの余裕がなく、

また、

今回は、僕と2年男子だけで、なんかアッタカイ時間を自分たちだけで共有したかったっていうのがありました。

ほんとすいません。。。



コメント向けられても、あまりちゃんと答えれなくて。。

三浦骨折、トキオ代役、
涙の、、、なんてそんなもんじゃなく、


僕たちはトキオのために、いい演技をしよう


それだけを僕たちの横浜アリーナにいきました。


一度、インタビューで、それでも優勝したいですよね?と言われた時、

いえ。と答えました。 


なんてひねくれ者で扱いずらい教員だと思われたでしょう。

優勝よりも、いい演技を。です。と。


僕は

彼が良かった!楽しかった!と思う演技こそが、



一番重要でした。


何回もソロはダメだしをして、
何度も作り変えて、


もう代わりなさいって、ずっと練習してきた事をズバッと違う生徒に変えたこともありました。


傷ついたと思います。すまん。

だけど、それでも厳しく迫り、かつ、褒めるところはしっかりと褒め、今日の日を迎えました。


抽選をひくのも、トキオ。

5番ひいて、失笑もトキオ。

みんなで決めたこと。

正味、演技はトキオを追いかけました。





少し天然な、めっちゃ真面目な生徒なんで、

ドキドキハラハラでしたが、

フリーズは、しくってもドヤ顔やで!

といってたら、しっかり決めてくれて。


よっしゃって感じでした。


結果発表をうけて、表彰ステージに彼があがるのも、また

粋なメンバーの計らいだ。

本来は、キャプテンにせい、副キャプテンゆーじろーなのにね。



これが本当のチーム愛。






最後の最後に彼の努力が結果となった。

仮に結果にならなくとも、



それに値するだけの尋常じゃない努力を


みんなが見届けた。


これは、2年男子の心の成長にもなった。



僕らだけの大事な1週間とちょっと。



宝物です。この時間は。




本当に彼の惜しみない努力と、最後の彼の大会が素晴らしいものになったことを、


心から嬉しく思います。



※写真は他のダンスサイトより引用