イロイロのソウルフードとは | 探検塾

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好奇心のつづく限り、体力のつづく限り、

フィリピンは西ビサヤの中心都市イロイロに行ってきました。

 

飛行機でマニラから1時間。到着したのは朝6時前なので眠い、眠い。

 

日本の援助で10年ほど前に造られたきれいな空港を出ると、これまた立派な空港道路を通りほとんど開発されていない沿道が朝日に輝くのを見ながら、相当な距離走ってやっと町中へ。

 

 

イロイロ出身の友人マークが有無も言わせずに連れて行ったところは、市の中心にあるらしい歴史を感じる市場。彼のアイディアで、まずはここで地元の麺バッチョイを食べて朝食としようということになりました。

 

僕はバッチョイ初めてだったけれども、ポークやビーフなどを入れた塩ラーメンでした。日本の塩ラーメンと比べて、ニンニクの味が効いているかな。その塩っぱさが気になる人は、つけ合わせの白い酒まんじゅう (形は小ぶりながら味は日本の温泉街にある酒まんじゅうそのもの) 食べて口の中を中和させます。これは絶妙のコンビでした。

 

 

 

マークはイロイロに帰るとまずバッチョイを食べるそうです。当地で出会った人で少し親しく食事の話をすると、「ところでバッチョイはもう食べてみた?」と聞かれたので、「市場で食べたよ。」と答えるとなんともうれしそうな顔をしてくれましたね。これがイロイロのソウルフードなのでしょう。

 

バッチョイの次にマークが紹介したのは、また同じ市場の中にある古いコーヒー屋。

 

地元特産のオリジナルコーヒーを出していて、店の常連は自分のマグカップを店にあずけているとか。ということは、ここで店員するには、常連さんの顔とマグカップを一緒に覚えないといけないわけですね。まだ朝早かったので、これから仕事に行くのか行く気がないのかという感じの中高年の男たちが客層で、ガヤガヤ話ししていたり新聞読んだりしながらコーヒー飲んでいました。

 

 

 

空港に到着して1時間あまりで早くも地元民のディープな日常世界を垣間見たようなイロイロの旅、これからどういう展開になるのか。