KTP – インドネシアの住民カード | 探検塾

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今日、南ジャカルタ市の市役所の建物の一つで、写真撮られ指紋採られ、住民カードをつくってきた。

今まではKITAS (毎年更新の一時居住証) ホルダーだったので、KTPは必要なかった。今年から KITAP (永久居住証) ホルダーとなったので住民カード持つことになった。


このままインドネシアの人となっていくのだろうか。


日本には国籍そのままでもう戻ってこない人を在外永住者という。その数40万人。


永住者ではないが三ヶ月以上外国に住む人を長期滞在者という。78万人。だから現在の在外邦人数は118万人である。


今はまだ日本に家と住民票あるので78万人の一人だが、40万人のうちの一人になる可能性もないとはいえない。


現地で正しい手続きをしないと、いつ不法滞在や不法就労で捕まるかわからない。しかし当地インドネシアでは正しい手続きをするためにも、訳の分からない金がいろいろと入用になる。


一人でふらっと役所に行っても手続きが煩雑でラチ空かない。だからみんなエージェントを雇うが、その支払いの中に役人への賄賂が明記されずに含まれている。


永久居住証の手数料は公示されてさえいない。人により異なるらしい。つまりインドネシアに居てもらいたい人 (現地会社を作った社長など) は安く、居てもらいたくもない人は高い。とても現金である。どの国も同じかもしれないが。


塾長は自慢ではないが平均以上にお金を積んだ。どうもこの国は塾長の実力をしっかりと審査できないようだ。これが国庫に入るのではなく、役人のふところに行くのだと思うと、さらに情けない。


永久居住証とはいえ、五年おきに写真を貼り替えて更新しなければならない。その度に金をむしり取られるのだろうか。そうなら、仕事止めてまで居るところではなさそうだ。