サイコセラピスト(心理療法士) 棚田克彦 公式ブログ -9ページ目

こんにちは、心理セラピストの棚田克彦です。

 

(前略)

 

自分イジメを続けているクライアントに接していると、彼/彼女らが親から関心や愛情を傾けて関わってもらえたのは、唯一彼/彼女らが罰せられているときだけであったとわかることが珍しいことではない。

 

子どもの時分にこんな状況に長い間置かれれば、愛着と苦痛とがアンカーリングされるのも当然のことである。

 

親から受けていた愛情と苦痛とが入り混じったイジメは、大人になってからの自分イジメの元となり得る。

 

特に、親からの躾や処罰が過度で虐待的であった場合には、子どもは苦痛を他者との関わり合いの代償であると考えるようになる。

 

その結果、子どもたちは身体的な安全を犠牲にしてでも、苦痛を伴う関わり合いをずっと強く渇望し続ける。

 

また、子ども時代に親からの(身体的・精神的)虐待を経験した者は、通常、親が子どもの自分を虐待する際に用いた「合理化(防衛機制の一種)」を内在化していて、親以外の人物から受けた酷い扱いについても合理化していることが多い。

 

なぜならば、誰からも無視されて独りぼっちで居る位なら、ぶたれている方がまだマシだからである。

 

 

 

うがった見方をすると、「自分イジメをする人は、希望を捨てていない抑うつ患者である」と言えないこともない。

 

うつ病と診断された人の生育歴を紐解いてみると、必ずといって良いほど抑うつ的な反応につながる愛情の剥奪体験や外傷的な喪失体験に出くわす。

 

一方、自分イジメをする人の場合には、うつ病患者の場合とは対照的に、親から愛されることをあっさりと諦めてしまう程には強烈ではなかったことがわかる。

 

ほとんど親としての役割を機能していないような親であったり、子どもに暴力を繰り返すような親であったとしても、自分の子どもが大きな怪我や病気をしたときには大抵はショックを受けて何らかの行動を起こさずにはいられないものである。

 

だから、「私(僕)の存在には価値がない」と普段は自分をディスカウントしながら生きている子どもも、《もし十分に苦しみさえすれば、少しは愛されるかもしれない》と学んだのである。

 

たとえば、あるクライアントは、子どもの頃に大怪我や大病、両親の離婚等、逆境と災難に満ちた並々ならぬ生育歴を持ち合わせていた。

 

また、彼女には、酒乱の父親と、統合失調症を患う母親がいた。

 

私が物心が付いたころの家族のエピソードについてたずねると、彼女は4歳のときのある出来事を教えてくれた。

 

彼女がストーブの上にのせてあった熱湯入りのヤカンをひっくり返して大火傷を負ったところ、母親が救急車を呼んで病院に連れて行ってくれた上に、めずらしくその後も優しく慰めてもらえたという出来事である。

 

自分イジメをする人の成育歴は、通常うつ病患者の成育歴と非常によく似ていて、「まだ十分に悲しめていない大きな喪失体験」「過度に批判的だったり罪悪感を起こさせるような養育者の存在」「子どもの方が親に対して責任を感じるようなランクの逆転」「幼少期の外傷体験や虐待体験」「モデルとなる抑うつ的人物の存在(産後ウツや離婚後ウツの母親等)」等を伴っていることが多い。

 

と同時に、自分イジメが止められない人物の話にもっと注意深く耳を傾けると、酷い逆境や災難にに巻き込まれていた渦中において、クライアントの側に居てくれた人々の話も聞くことができる。

 

だから、自分イジメをする人は、うつ病患者ならば「誰も私を助けてくれる人などいないのだ」と絶望してしまうような状況において、「もし自分がもっと苦しみさえすれば、そして、もっと他者からの同情や助けが必要なことを十分に示すことができさえすれば、誰からも完全に見捨てられて独りで耐え忍ばずに済むだろう」と考えるのである。

 

「私を独りにしないで!あなたが居なくなれば、私は自分で自分を傷付けます」というのが、自分イジメをする人たちに共通するコミュニケーション・パターンの核心なのである。

 

 

あっ、それから最後に大事なことを。

自分イジメを止めると、願いが叶います!

 

 

 

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心理セラピスト 棚田克彦

こんにちは、心理セラピストの棚田克彦です。

 

(前略)

 

彼女(セラピーのクライアント)は夫との関係が柔らかく心地良いものになり始めると決まって、倹約家でキチンとさんの夫に自分が最近してしまった無駄遣いについて告白するのであった。

 

そんなことをすれば、当然夫が怒り狂うことは決まっているのにである。

 

彼女とのカウンセリングを始めて20分も経たないうちに、彼女と私は次のことを理解するに至った。

 

すなわち、クライアントの夫に対するこの挑発的な癖は、彼女が子どもの頃に家族の中で刷り込んだ《平穏の後にはいつでも嵐が待っている(平和は長続きしない)》という無意識レベルのビリーフが投影同一化を通して実現したものであると。

 

 

まず、夫婦関係が良好で家族が仲の良い状態がしばらく続くと、子どもの頃に癇癪(かんしゃく)持ちの父親がそうであったように、夫が爆発して家族の団らんを台無しにしてしまうのではないかと、彼女は無意識的に心配を始める。

 

すると間もなく、彼女は夫を激怒させる行動に出てしまうのである。

 

彼女自身、セラピーで私の元を訪れる以前から、そのことには薄々気が付いていた。

 

自分のやり方が故意に夫の怒りを招くようなものであると腹の底では理解していながらも、そう振る舞い続けていた。

 

なぜか?

 

それには彼女なりの正当な理由がある。

 

それは、いつか必ず起こるに違いない嫌な結末をさっさと済ませてしまって、いち早く次の新しい喜びのドラマを始めるためである。

 

しかし非常に不幸なことに、夫の立場から見るとどう考えても彼女は喜びを取り戻そうとしているどころか、苦痛を引き起こしているようにしか見えないのである。

 

(後略)

 

 

いかがだろうか?

 

《存在してはいけない》《重要な存在であってはいけない》《楽しんではいけない》《幸せになってはいけない》といったビリーフを持つ者は、上記の女性クライアントのように、自分が苦しんでいることや誰かに虐げられていることを言葉や行為を通じて日常的に頻繁に表現する。

 

そうした「自虐的な行動化」は、その隠された目的の違いによって、以下のように分類される:

 

・ 挑発行為(「嫌な出来事はさっさと済ませて、早く次の喜びのドラマを始めよう」)

・ 相手をなだめたい(「もう十分に苦しんでいるので、これ以上の処罰は許して下さい」)

・ 自己顕示(「もっと私に注目して下さい。だって私はこんなに苦しんでいるのですよ」)

・ 罪悪感の矛先をかわしたい(「だって、あなたが私にそうさせたんですよ!」)

 

自虐的な性格をした人は、これらのうち一つまたはそれ以上の理由(原因)から、自虐的防衛手段を日常生活の中で多用する。

 

 

もし、あなたが夫婦間や親子間をはじめとする人間関係の悩みや問題を抱えている場合には、本当の原因を正しく特定することで必ず解決可能である。

 

一方、本当の原因を発見できなければ、その悩みや問題は永遠に繰り返されることだろう。

 

 

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「あなたの未来は過去と同じではない」

by アンソニー・ロビンズ

 

 

心理セラピスト 棚田克彦

こんにちは、心理セラピストの棚田克彦です。

 

「職場でも、仲間内でも、家の中でも・・・、どこに居ても、誰と居ても、なぜ自分だけ痛い目に遭うのだろう?」という人がいる。

 

自分だけ叱られる。

 

自分だけ嫌われる。

 

自分だけ損をする(報われない)。

 

自分だけ仲間外れにされる。

 

自分だけ知らされていない。

 

・・・・・等など。

 

「○○の事態にならないように」という予想される不快な状況を避けようとする努力が裏目に出て、「いつも自分だけが痛い目に遭う」という人生を繰り返している。

 

 

そういう人は、大半は無意識的なものながら、例えば、心のどこかで「人は私を気まぐれで罰するものである」のような自分に害を及ぼすビリーフを信じていて、だから、「そんなことがいつ起こるか、もう起こるのではないか」と、常に警戒心を抱きながら、慢性的な不安状態の中で生きている。

 

だったら、こんな場合にはいっそのこと、いつかは必ず起こるはずの自分に対する懲罰を早々と引き出してしまった方が不安が安らぎ、少なくとも「痛みをいつ、どこで、誰から受けるか」については自分自身で選択することで、「自分にも状況をコントロールする力があるのだ」と自己効力感を取り戻すことができる。

 

ただし、あまり望ましくない形の自己効力感ではあるが。

 

 

人生とは理不尽で不公平なものだと思うことがある。

 

なぜならば、子ども時代に一番苦しんだ人が、たいていは大人になってからも一番苦しむからである。

 

それも、子ども時代に経験した最悪な状況を、不気味なくらいに正確に反映した筋書き通りの人生に苦しむ。

 

さらに屈辱的なのは、大人になってからその人物の陥っている状況が、上述したように、周囲から見ると苦しんでいる当人が自分で創り出したもののように見えることである。

 

もちろん、当人にとっては決して意識的経験ではないのだが。

 

 

私が心理セラピストを続けている理由は、そんなところにあると思う。

 

私は、子ども時代に苦しんだ人ほど、大人になったらその苦しみを補って余りあるほどの幸せを手にする権利があると信じているし、必ずそうなって欲しいと信じている。

 

 

 

 

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「すべての不幸は未来への踏み台にすぎない」

by ソロー

 

 

心理セラピスト 棚田克彦

こんにちは、心理セラピストの棚田克彦です。

 

自己破壊的な人というのは、自分自身を最大、最悪の敵とみなしているような人々のことを言う。

 

通常の生物学の理論に従えば、生命体というものは「快」を最大に求めて、「不快」を回避して最小にしようとするはずである。

 

しかし、この生命原理は、少なくとも表面的には、自己破壊的な人々には当てはまらない。

 

自己破壊的な人々は、苦痛や困難、恥辱の中に安心感や喜び、快感を見出すところがある。

 

こうした自己破壊的性格の人々は、一体、何を、何のために達成しようとしているのだろうか?

 

自己破壊的性格の人々をセラピーの力で救うことは可能だろうか?

 

 

ゲシュタルト療法創始者のフリッツ・パールズの師匠の一人でもあるウィルヘルム・ライヒは、彼の著書の中で次のように語っている。

 

「マゾヒズム的性格が持つパターンとして、自らを苦しめたり、不平や不満を言ったり、自己破壊的であったり、自分の価値を落としめたりする態度を強調することで、自分の痛みを通じて他人を苦しめようとする無意識的願望がそこに推察される」

 

だとしたら、自己破壊的性格の人々は、父親や母親に始まり、夫や妻、兄弟、姉妹、自分の家族、友人、会社の同僚や上司、国家元首等に対して、「私が不幸なのは、あなたに責任がある。あなたに謝って欲しい」「私の苦しみを知ったら、あなたは私に優しくしてくれるでしょう」というビリーフを証明するための人生を生きているのかもしれない。

 

しかし、私はそれだけでもないと思う。

 

例えば、人間を含む動物のメスが自分の命が危険にさらされることを承知で出産したり、動物や人間の親が自分の命を犠牲にしてまで子どもの命を敵や危険から守ろうとする場合があるのは、動物の一個体にとっては確かに自己破壊的であるには違いないが、かといって、自分の痛みを通じて他人を苦しめようとする意図は全く感じられない。

 

これは、私たち人間が個人の損得を超えた大きな大義名分や社会善のために、ボランティア活動をしたり、母国を守るために戦争に参加したりするのと同じであって、個人レベルの「快/不快」を超えたより大きな「善」に対して自己犠牲を伴う献身的な貢献を果たすことで、自尊心や良心が満たされるためからなのかもしれない。

 

では、そういう問題のないケースは脇に置いて、通常、セラピーで扱われることの多い、「ダメンズや病気の異性とばかり付き合う(結婚する)」「低賃金で過酷な労働を続ける」「DVやパワハラの状況にとどまり続ける(自分から近づいていく)」「事故や怪我、大病を繰り返す」「リストカットやボディ・ピアシングを繰り返す」「病気になっても悪食、アルコール、タバコを止めない」といった自己破壊的性格をした人々の場合はどうだろうか?

 

そうした自己破壊的な生き方をしている人たちは、心理学を一度も学んだことのない全く普通の人から見ると、狂った人のように見えるかもしれない。

 

しかし、彼女/彼等の自己破壊的な生き方の背後には、ちゃんとした秩序が存在する。

 

すなわち、そこでは身体的な痛みや苦しみを色褪せたものにしてしまうような、ある隠れた心理的な目的が追求されている。

 

それは、普通の人々からすると信じられないような手段を使ってまでして手に入れた安堵感である。

 

だから、自己破壊的な生き方をしている人たちにしてみれば、心理的(情緒的)な安堵感や納得感を得ることに比べたら、低賃金労働、イジメ、パワハラ、モラハラ、暴力、病気、貧乏といった身体に感じる痛みや苦しみ程度は何でもないのである。

 

以前に、「リストカットすると痛いけど、痛みを感じて自分の血を見ると、『今日も生きている』という実感が湧いて安心する」と教えてくれた10代のクライアントがいた。

 

「私はこの世界から疎外されている」「私はこの世にいなくても良いのではないか」「私はこの世に存在しないのではないか」「私は本当に生きているのだろうか」といった感覚を持ち続けることで感じる計り知れない心の苦しみの大きさに比べたら、一時的な身体の痛みや不快感などは、どうってことはないのである。

 

暴力的な夫と一緒に居続けることで自己破壊的な生き方を続けている女性は、子どもの頃に親からの虐待を耐えることで、自分の苦しみを正当化してくれるある目的、例えば、「家族がばらばらにならないようにする」を達成することができる、あるいは、「自分が完全に親から見捨てられる」という、さらに深刻な事態を防ぐとができると未だに信じているのかもしれない。

 

そこには、「暴力に耐え続けることで、痛みを免れることができないが、幸福への希望の光を持ち続けることができる」「暴力から逃れると、身体の痛みは無くなるが、幸福への道が閉ざされてしまう」と、そんな内面の葛藤が見え隠れしている。

 

自己破壊的な振る舞いをしがちなクライアントのセラピーが、一進一退を繰り返し、一筋縄ではいかないのは、そうした理由からである。

 

セラピストや周囲の者が劣悪な環境や人間関係から無理に引きはがしたとしても、そうした内面的な葛藤が解決されない限りは、クライアント自身が自らの選択によって自分に苦痛を与える環境や人間関係へと戻っていく。

 

ただし、セラピストをやっていて感じるのは、自己破壊的な生き方をしている人たちというのは、確かに自らの選択によって自分で自分の苦痛を与えてはいることには違いないけれども、それで自分の人生の現状に納得していたり、心から満足しているということではないらしい。

 

つまり、彼/彼女等は、自分自身を「不当に苦痛を受けている存在」とみなしていて、「自分には落ち度はないのに(怒)!」と怒りや腹立ちを抱えている。

 

これは、「自分で選択して作り出した運命を、自分で激しく非難している状態」とも言える。

 

また、本人の「自己破壊的な生き方から脱したい」という動機もかなり強いことが一般的で、この辺りがセラピーを成功に導く上でのポイントになることが多いようだ。

 

 

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「生きることの意味と価値について問いかけるようになると、我々は狂ってしまう。なにしろ意味も価値も客観的に実在するものではないのだから。」

by ジークムント・フロイト

 

 

心理セラピスト 棚田克彦

こんにちは、心理セラピストの棚田克彦です。

 

完璧主義で几帳面、潔癖、生真面目、倹約家、整理整頓好きという「強迫性格」は、別名、肛門期的性格とも呼ばれ、2~4歳頃にトイレ・トレーニングを通してそうした性格が作られます。
 
幼児性器期(男根期)と呼ばれる3~5歳頃の子どもは、性器に対して強い興味を持ち、自分の性器をしきりに触るようになりますが、と同時に、親の反応を通して「性的なタブー」について学習します。
 
もし、この時期に作られた「性的なタブー」が思春期になっても修正されないままだと、自分の性器や性欲に対して罪悪感を持ったり、自己否定感を生じたり、性的倒錯者になる、自分の性別を受け入れられなくなる等の問題を抱えることになります。
 
その後、エディプス期には、子どもは自分の異性の親を初恋人にすると同時に、同性を親をライバル視するようになります。
 
父親と母親の仲が良いと、子どもは異性の親を自分の恋人にすることを諦めざるを得なくなり、エディプス葛藤は健全に解消されます。
 
ところが、この時期に両親の仲が悪いと、子どもは異性の親との恋人関係を諦めきれなくなり、大人になっても、「母-息子(父-娘)」の結び付きが強すぎて結婚できなくなったり、結婚相手に父親とか母親を求めることになって、後でおかしなことになります。
 
また、異性愛というものが発達させられなくなって、同性愛になる場合もあるし、非常に受け身的でマゾヒスティックな男女関係や、女性恐怖になってセックスができなくなる男性もいます。
 
大人になってから抱える性的な問題の多くが、幼児性器期(男根期)~エディプス期と呼ばれる時期に端を発することが多いのです。
 
12月期の『Spiritual University オンラインゼミナール』は、「フロイトの発達論」をテーマにお届けいたします。
 
詳しくは、以下をご覧ください。

 

 

※Spiritual University オンラインゼミナールは最初の一ヶ月は無料で視聴できます (^_^)

 

【12月期の授業内容】『Spiritual University オンラインゼミナール』
(12-1)「フロイトの発達論(その3):肛門期」
・ およそ2~4歳頃を肛門期と呼ぶ。
・ この時期に肛門括約筋が発達する。
・ トイレ・トレーニングを通して生まれて初めての躾を経験する。
・ 「躾に従うのは良い子/従わないのは悪い子」という評価を初めて経験する時期でもある。
・ ちゃんと排泄できると母親が喜ぶ、我慢すると母親が困る等、排泄をコントロールすることで人を操作することを覚える。
・ 子どもは肛門の感覚をコントロールすることで自立の感覚を得ることができる。
・ 親のトイレ・トレーニングが厳し過ぎると、「隔離」「反動形成」といった防錆規制を身に付け、その結果、几帳面で潔癖、生真面目、整理整頓好きで倹約家という、「強迫性格(肛門期的性格)」が形成される。
 
(12-2)「フロイトの発達論(その4):幼児性器期/男根期」
・ およそ3~5歳頃を幼児性器期(男根期)と呼ぶ。
・ この時期に性器の付近の感覚が強くなってくる。
・ 子どもが性器を気が惹かれて、性器を手で触るようになる時期。
・ この時期に性別や性、身体にとても関心が強くなる(特に男の子はオチンチンに興味を持つ)。
・ 「僕はお父さんと同じ性別の男」「私はお母さんと同じ性別の女」と性的アイデンティティを獲得し始める時期(完成は思春期)。
・ 子どもが性に関する疑問を一生懸命親に質問する時期であり、性的なタブーを学ぶ時期。
・ この時期に作られた性的なタブーが、思春期に修正されないままだと、後に性に罪悪感を持ったり、自己否定したり、性的倒錯者になる、自分の性別を受け入れられなくなる等の問題が起きる。
 
(12-3)「フロイトの発達論(その5):エディプス期」
・ 男の子はお父さんに同一化しようとする、女の子はお母さんに同一化しようとする時期。
・ 男の子にとってお父さんは、憧れの対象とあると同時に、競争相手でもある。
・ また、男の子にとってお母さんは、「自分は男」「お母さんは女」と分かったときに、最初に目の前にいる大人の女性だから、自分の最初の恋人になる。
・ 女の子にとってお母さんは、憧れの対象とあると同時に、競争相手でもある。
・ また、女の子にとってお父さんは、「自分は女」「お父さんは男」と分かったときに、最初に目の前にいる大人の男性だから、自分の最初の恋人になる。
・ その後、父親と母親の仲が良いと、子どもは異性の親を自分の恋人にすることを諦めざるを得なくなり、エディプス葛藤は健全に解消する。
・ ところが、この時期に両親の仲が良くないと、子どもは異性の親との恋人関係を諦めきれなくなる。
・ すると、大人になっても、「母-息子(父-娘)」の結び付きが強すぎて結婚できなくなったり、結婚相手に父親とか母親を求めることになって、後でおかしなことになる。
 
(12-4)「フロイトの発達論(その6):潜伏期」
・ およそ6~12歳頃を潜伏期(潜在期)と呼ぶ。
・ フロイトの欲動論において、「欲動が潜伏している時期」の意。
・ この時期は内面の葛藤が少なく穏やかなので、自我が内面の葛藤処理にエネルギーを使わなくても済む時期。
・ 家族以外の学校での友達関係等を通してリーダーになったり、子分になったりと、役割行動を学ぶ時期。
・ と同時に、親からは自立が促進する時期でもあるが、まだまだ依存性も強く、親からの忠告や承認を必要とする時期でもある。
・ 本来、この時期は内面の葛藤(欲動)が少ない時期ではあるが、それ以前の期でつまづいている子どもについては、その限りではない。

 

『Spiritual University オンラインゼミナール』の詳細とお申込みは、以下のリンク先をご覧下さい:

 

■運命を科学する理論的スピリチュアル
■Spiritual University オンラインゼミナール
http://spiritual-university.com/online-seminar/

※最初の一ヶ月は無料です。

 

心理セラピスト 棚田克彦
http://spiritual-university.com/

 こんにちは、

心理セラピストの棚田克彦です。

 

 

【ポッドキャスト】「第91回 日常生活に生かす精神分析の基礎(その8)」を配信しました。

 

【第91回 日常生活に生かす精神分析の基礎(その8)】

・ 防衛機制としての「投影同一化」について
・ 投影の内容が現実化してしまう「投影同一化」
・ 自分の「投影」に気づかないセラピストは「逆転移」を起こす
・ セラピストが「投影同一化」に巻き込まれないために大切なこと
・ セラピーが機能するために必要な「観察自我(自分を客観的にみれる自分)」の水準を見極める

 

■ポッドキャスト番組
■運命を科学する理論的スピリチュアルLab(ラボ)
https://goo.gl/gQhm4f

 

※ポッドキャストの聴き方(iPhone・iPad・iPod touch編)
https://goo.gl/WJNBlr

 

※ポッドキャストの聴き方(PC編)
https://goo.gl/9qsbPk

 

※ポッドキャストの聴き方(アンドロイド編)
https://goo.gl/7O7VXL

 

【ポッドキャスト番組】「運命を科学する理論的スピリチュアルLab(ラボ)」では、質問も大いに受け付けています(質問は<office@spiritual-university.com>まで)。

 

では、お楽しみください。

 

心理セラピスト 棚田克彦
http://spiritual-university.com/
 

 こんにちは、

心理セラピストの棚田克彦です。

 

 

【ポッドキャスト】「第90回 日常生活に生かす精神分析の基礎(その7)」を配信しました。

 

【第90回 日常生活に生かす精神分析の基礎(その7)】
・ 防衛機制としての「とり入れ」について
・ 健全な成長過程で起きる良い「とり入れ」とは
・ 親からの「とり入れ」に失敗するとこうなる
・ 加害者を拒絶する者は自らが加害者となる
・ アイデンティティーの確立過程で起きる「とり入れ」の必要性について

 

■ポッドキャスト番組
■運命を科学する理論的スピリチュアルLab(ラボ)
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では、お楽しみください。

 

心理セラピスト 棚田克彦
http://spiritual-university.com/
 

こんにちは、心理セラピストの棚田克彦です。

 

今回は、全員に関係のあるお話ですが、ちょこっと上級者向けの内容になってます。

 

(前略)

人生があなたの思い通りに行かないとき、一体、何が起きているのでしょうか?

 

例えば、

 

・ 成功を望みながらも、自分に成功をもたらす可能性のある活動に全く取り組もうとしないとき・・・・・

 

・ 「愛されたい」「恋人が欲しい」「結婚したい」と願いながらも、異性に対して敵対的な言動を発したり、全く興味や関心がないような態度をとってしまうとき・・・・・

 

・ 「幸せな家族が欲しい」と思う一方で、「子どもは産まない」と決断するとき・・・・・

 

・ 「お金が欲しい」「裕福になりたい」と思いながらも、宝くじを買うのとアファーメンション以外は何もやっていないとき・・・・・

 

・ 健康を切望しながらも、不健康な食事を続けたり、運動しない言い訳を続けているとき・・・・・

 

本当の原因は何なのか?

 

どうしたら解決できるのか?

 

今回は、そんなお話です。

 

あなたの命はどこからやって来たのでしょうか?

 

はい、そうです。

 

あなたの命は、あなたの両親からやって来ました。

 

しかし!

 

あなたの命の起源は、あなたの両親ではありません。

 

元はと言えば、あなたの両親の命も、あなたの両親の両親、つまり、あなたのおじいちゃんとおばあちゃんからやって来たものです。

 

そして、あなたのおじいちゃんとおばあちゃんの命は、さらに・・・・・と、最も有力な説によると、私たち人間の生命の起源は、600~700万年前もの昔にまで遡ることが可能です。

 

しかも、この生命の流れは、その起源から現在に至るまで、一度たりとも途切れることなく続いており(でないと、あなたは今、ここにいない!)、あなたの存在もこの「生命の流れ」の中に位置付けられています。

 

物理学の法則によると、動くものにはエネルギーが宿っています。

 

生命は、過去から未来へ向かって順々に受け継がれ、先祖から子孫へと一度も途切れることなく流れ続けるエネルギーです。

 

これって、よく考えるととても凄いことだと思いませんか?

 

水分、たんぱく質、脂質、ミネラル等から構成される肉や骨の塊に、意識や動きを持たせることができる不思議なエネルギーの力。

 

それが「生命」であり、「魂」と呼ばれるエネルギー体の存在です。

 

そうした「生命(魂)」のエネルギー体が持つパワー(力)のことを、「ライフフォース(生命力)」と呼びます。

 

 

生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこした経験のある人であれば、この「ライフフォース」をもっとも純粋な形で感じたことがあるはずです。

 

私はまだ生まれたばかりでへその緒を処理する前の自分の子どもを抱っこしましたが、出来立ての551蓬莱の肉まんよりもホカホカ、アツアツでした(笑)。

 

わずか3000グラムそこそこの小さな肉体の中に、「これから生きるよー!」と、大人の私以上に力強い生命エネルギーの存在を感じました(私のエネルギーが弱過ぎるという話もありますが・・・)。

 

生命誕生の瞬間に、オペ室全体に「ライフフォース」のエネルギーが充満するのも感じられました。

 

また、身近で大切な人が亡くなる瞬間に立ち会った経験のある人であれば、「ライフフォース」が人間の肉体から失われて消えて無くなる瞬間を体験したことがあると思います。

 

人が亡くなる瞬間、サーっと血の気が引いて肉体から「ライフフォース」が失われると、まだ確かに肉体はそこに存在し続けますが、もうその肉体からは生命感が感じられなくなって、「あー、この人はもう生きてはいないのだな」ということがわかります。

 

両親を通して先祖からの「ライフフォース(生命力)」を受け取ったあなたは、その力を使って自分の人生を生きていくことになります。

 

その際、あなたが自分の両親としっかりとつながれている場合には、両親を通して先祖からあなたへと受け継がれたライフフォースは、あなたの中にしっかりと存在します。

 

すると、あなたはその「ライフフォース」の力を借りて、無限の可能性に開かれた未来に対する期待を胸に、肯定的な気持ちと態度で人生を前進することができます。

 

それはまるで、広大な海原を風の力を味方に付けて、ヨットでスイスイと気持ち良く航海する旅のような体験です。

 

このときのあなたは、幸福も、成功も、愛も、富も、健康も、望むものを楽に手に入れられる状態にあります。

 

一方、あなたと両親とのつながりが絶たれている場合や、あなた自身が両親からの生命の受け取りを拒否している場合には、あなたの中で「ライフフォース」が不足します。

 

「ライフフォース」が不足すると、生きる気力が湧いてこなかったり、死にたくなったり、ウツになったりと、自分の人生を自分の力で生きていくために必要なエネルギーが絶対的に不足します。

 

それは、激流の川を上流に向かって船を漕ぐようなもので、目的地にたどり着くのは絶対に不可能というわけではありませんが、トラブルと疲労感で一杯の人生になるでしょう。

 

さらには、この記事の冒頭に箇条書きで挙げたような悩みや問題以外にも、

 

・ がんばっても、がんばっても、何をやってもうまく行かない。だから、自分に自信が持てない。まるで運命に呪われているようだ。

 

といった場合や、

 

・ 努力して成功したし、幸せにもなったし、たぶん他人から見たらうまく行っている人生だけど、実は心の中に何か満たされないものをずーっと抱えていて、どうしてもその穴が埋まらない。その原因もわからない。

 

といった場合には、私の今までのセラピスト経験によると、「ライフフォース」のところに障害を抱えている場合がほとんどです。

 

逆に、自分自身の体験からも明言できるのは、「ライフフォース」のところをガッチリと足場固めしておくと、たいていの悩みは解消してあまり重要ではなくなるし、それから、今後の人生で遭遇するであろう問題の解決や願望の実現が容易になります。

 

では、長過ぎる前置きはこれくらいにして、あなたの「ライフフォース」を診断してみましょう。

 

 

【診断テスト】「ライフフォース(生命力)」

 

この診断テストは、あなたの「ライフフォース」のレベルを知ることを目的としています。

 

言い換えると、「両親と仲が良い/悪い」とか、「愛着障害かどうか」、「ビリーフがあるかどうか」等、そうした通常の心理的診断を目的としたものではありません。

 

それよりもさらに深い、すなわち、「魂のレベル」において、あなたの人生に影響を及ぼしている要因を見極めるための診断です。

 

なので、今までに心理学を勉強したことのある人や、セラピー(カウンセリング)や鑑定等を受けたことがある人は、ひとまずそれらの知識や経験を脇に置いて、全て忘れて下さい。

 

では、始めましょう。

 

まず、一人で静かになれる場所と時間を確保しましょう。

 

これからいくつかの診断テストに回答していただきます。

 

回答は、「(5点)全くその通り」「(4点)当てはまる」「(3点)どちらとも言えない」「(2点)当てはまらない」「(1点)全く当てはまらない」の五段階評価で採点します。

 

その際、あまり考え過ぎるとわからなくなるので、自分の気持ちや身体の感覚、直観を大切にして回答して下さい。

 

では、あなたのすぐ目の前に、あなたの両親が立っているところを想像して下さい。

 

もし、小さいときに養子縁組や親との死別、離別等を経験していて、一度も自分の両親に会ったことがなかったり、両親の顔や姿をハッキリとイメージできない場合は、自分のすぐ目の前に両親が立っていると仮定して、できる範囲で良いので、両親の存在を感じてみて下さい。

 

そして、目の前に自分の両親をイメージした状態(両親の存在を感じた状態)のまま、以下の診断テストに回答してください。

 

【1】私(の態度)は、母親の存在を歓迎している。

(5点)全くその通り  (4点)その通り  (3点)どちらとも言えない  (2点)違う  (1点)全く違う

 

【2】母親(の態度)は、私の存在を歓迎している(と私は感じる)。

(5点)全くその通り  (4点)その通り  (3点)どちらとも言えない  (2点)違う  (1点)全く違う

 

【3】私(の態度)は、父親の存在を歓迎している。

(5点)全くその通り  (4点)その通り  (3点)どちらとも言えない  (2点)違う  (1点)全く違う

 

【4】父親(の態度)は、私の存在を歓迎している(と私は感じる)。

(5点)全くその通り  (4点)その通り  (3点)どちらとも言えない  (2点)違う  (1点)全く違う

 

【5】母親(の態度)は、父親の存在を歓迎している(と私は感じる)。

(5点)全くその通り  (4点)その通り  (3点)どちらとも言えない  (2点)違う  (1点)全く違う

 

【6】父親(の態度)は、母親の存在を歓迎している(と私は感じる)。

(5点)全くその通り  (4点)その通り  (3点)どちらとも言えない  (2点)違う  (1点)全く違う

 

【7】目の前の両親二人と一緒に居るとき、私の心と身体は心地良い(リラックスしている、安心している、守られている等)。

(5点)全くその通り  (4点)その通り  (3点)どちらとも言えない  (2点)違う  (1点)全く違う

 

【8】目の前の両親二人からあなたに向かって流れて込む「ライフフォース(生命力)」をイメージしてみましょう。

 どの程度、あなたは両親からの「ライフフォース」を受け取れていますか?

 5パーセント? 25パーセント? 50パーセント? それとも、 100パーセント?

 

いかがでしたか?

 

【8】は、「ライフフォース」の総合診断です。

 

「●●パーセント以上で合格」といった決まったルールはありません。

 

しかし、50パーセントを切るようだとちょっと低過ぎると思うので、そのままの状態でこれからの人生を生きていくよりは、何か対処した方が良いかもしれません(私の個人的な意見ですが、私ならそうするかな)。

 

「いつもイライラしている」「孤独感が消えない」「何だかウツっぽい」「努力しても悩みが解決しない」「人生がうまく行かない」「何か心が満たされない」等と自分で感じたときに、その原因が「ライフフォース」の障害によるものかどうかを、【8】の答えをチェックして調べます。

 

さらに、「【8】の点数(パーセント)が低いな」と感じたときは、【1】~【7】の点数をチェックすることで、その原因を深堀りします。

 

【1】~【7】は、5点か4点であれば問題ないでしょう。

 

もし、【1】~【7】の中に点数が2点や1点のものがあれば、あなたの今後の人生において「ライフフォース」の不足が問題の原因となる可能性がありますし、あなたの「ライフフォース」にはまだまだ伸びしろがあるとも言えます。

 

この話の続きは、また別の機会に書こうと思います。

 

さて、ここからは講座のご案内です。

 

『トランスジェネレーショナルヒーリング(東京第3期)』の募集を始めました。

 

『トランスジェネレーショナルヒーリング(東京第3期)』

2019年3月スタート(10日間)

詳細とお申込みは以下のリンク先からお願いします。

http://spiritual-university.com/transgenerationalhealing/

※新規受講の定員は6名です。

 

今回で三回目の開催になりますが、一回目と二回目の経験を踏まえて、開催要領と講座の内容に変更を加えることにしました。

 

まず、定員について。

 

一回目は19名、二回目は12名で開催しました。

 

第三回目の今回からは、定員数を抑えて、新規受講生の定員を6名にいたします(再受講をご希望される場合は、メールでご相談ください)。

 

その理由は、ビリチェンを含む他の心理療法のときと比べて、トラジェネのセッションや講座をやるときは、私が受講生やクライアントの一人一人に対して消費するエネルギー量がえげつないからです。

 

こうした体験をビリーフチェンジのセッションや講座でしたことがありません。

 

いつも公言しているように、ビリチェンの場合は、「やれば、やるほど、元気が出る!」

 

ビリチェンの場合、私はセッションや講座を終わった直後が一番元気です。

 

「さあ、これからが本番。みんなで飲みに行くぞーっ!」って。

 

最初は、「歳(老化)のせいかな?」なんて思ったりもしましたが、いまだにビリチェンのときは変わらず元気なので、これはトラジェネ特有の現象ということで、あと10年間、60歳までは心理の仕事を続けたいと思っているので、無理をし過ぎないことにしました。

 

それから、もう一つの変更点ですが、いくつかの最重要テーマを追加します。

 

現在、一生懸命、テキストの改訂をしているところです。

 

たとえば、今回の「ライフフォース(生命力)」の内容は、もっと、もっと、掘り下げて追加したいテーマの一つです。

 

しかし、最重要テーマを追加したいけれども、かといって、既存の重要テーマを切り捨てるわけにはいかない。

 

「最重要 vs. 重要」の対決です。

 

そうなると普通は、「日程を追加して・・・」となるわけですが、すでに私の2019年のカレンダーには全く空きスケジュールがない状態なので、それは不可能。

 

となると、全てを倍速で説明するか、補足資料を配布して宿題を出すとか、動画セミナーか音声セミナーで一部を自宅学習にしてもらうとか・・・・・、一番良い方法を見つけて対応するつもりです。

 

それから、12月11日(火)、12日(水)の『ウルトラディープヒーリング』に、あと数名分、空きがあります。

 

テーマは、「魂の声」です。

 

魂に「ピンッ」と来た方のご参加をお待ちしています。

 

お申し込みは以下のリンク先からお願いします。

 

【東京】『ウルトラディープヒーリング(2日間)』

2019年12月11日(火)12日(水)

詳細とお申込みは以下のリンク先からお願いします。

http://spiritual-university.com/udh/

定員は20名です。

 

では、今回はこの辺で。

 

My soul will always be with you :-)

 

心理セラピスト 棚田克彦

 こんにちは、

心理セラピストの棚田克彦です。

 

 

【ポッドキャスト】「第89回 日常生活に活かす精神分析の基礎(その6)」を配信しました。

 

【第89回 日常生活に生かす精神分析の基礎(その6)】
・ 防衛機制としての「投影」について
・ 「私」と「世界」の区別がない「自閉期」~「共生期」
・ 「良い投影」と「悪い投影」
・ 「悪い投影」は境界線に問題がある
・ 自分が「悪い投影」をしやすい対象を知っておく

 

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 こんにちは、

心理セラピストの棚田克彦です。

 

 

【ポッドキャスト】「第88回 日常生活に活かす精神分析の基礎(その5)」を配信しました。

 

【第88回 日常生活に生かす精神分析の基礎(その5)】
・ 防衛機制としての「理想化」について
・ 自立のプロセスで起こる健全な「理想化」
・ 不安に起因する病的な「理想化」とその具体例
・ 病的な「理想化」が反転するとこうなる
・ リーダーは相手の依存心を刺激し過ぎない事が大切

 

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