アラフォー・ビジネス女子の恋愛・結婚事情 | サイコセラピスト(心理療法士) 棚田克彦 公式ブログ

こんにちは、心理セラピストの棚田克彦です。

 

近ごろ潤(うるお)いのある生活を送ってますか?

 

 

 

最近、あるキッカケでアラフォー・ビジネス女子の集まり(ある女子会の2次会)に参加する機会に恵まれました。

 

私は「アラフォー」でも、「ビジネス女子」でも、どちらでもないんですが(笑)

 

私も含めて全7名でお酒とお食事をご一緒させていただきました。

 

私以外の6名の女性の職業は、バイオ系ベンチャーの創業メンバー1名、外資系コンサルティングファームのパートナー1名、大学准教授1名、弁護士1名、医師2名・・・等など、そうそうたる顔ぶれの集まりでした。

 

久しぶりにビジネスバリバリの人たちに囲まれて、私も良い刺激を受けました。

 

 

 

・・・・・で、皆さんの最大の関心事は、「恋愛・結婚」。

 

 

 

 

 

 

恋愛・結婚が思い通りに行かないそうで。

 

女性6名中、結婚しているのは女医さんの1名のみ。

 

その女医さんは、数年前に20代の外国人イケメンモデルさんと恋愛結婚して、現在は全部自分が生活の面倒をみてあげているそうです。

 

もう一人の女医さんは、かつてはずっと年下の若い男性医師と結婚していたけれども、その後、夫が若い看護師さんと浮気をして離婚したとか。

 

「私が育ててあげてたのに~!」って、めっちゃ怒ってました。

 

そりゃ怒りますよね。

 

他の4名の女性は結婚相手を探し中で、現在は未婚ということです。

 

 

 

そこで、「ここぞ」とばかりに全員にコレをやっていただきました。

 

【コンピューターによる無料診断システム】

『あなたの恋愛・結婚運は、こうすれば変えられる! Ver.01』

https://kekkon-shindan.com/

 

 

 

診断結果は、【タイプ1】【タイプ7】【タイプ10】の3つに集中しました。

 

(診断結果の可能性は、全部で10種類のタイプ分けとそれらの組み合わせとからなります。)

 

 

 

6名の女性の診断結果は、こんな感じでした。

 

【タイプ1】はこんな人

(3つ以上当てはまる人)

 

・ 「人が自分に危害を加えはしないか」「人が自分を騙しはしないか」と不安を感じる。

 

・ 友人や恋人、家族と言えども、人を信じられない。

 

・ 自分の秘密や本心、プライベートは他人に打ち明けない。

 

・ 他人の言動の中に自分に対する非難や攻撃、脅し、脅威の意図を読み取り、「やはり、そうだったのか」と腹を立てる。

 

・ 人から侮辱されたことや傷つけられたことは、ずっと忘れずにおぼえている。

 

・ 自分の評判や噂話に敏感である。

 

・ 配偶者や恋人の浮気を疑ってしまう。

 

・ 他人の言葉や態度によく傷つけられる。

 

【タイプ1】の診断結果

あなたは、他者に対する不信感、猜疑心が強く、根拠もなく、他人が自分を利用しようとしている、だまそうとしている、危害を加えようとしていると考えがちです。

 

他者の親切にも悪意があると思い込み、周囲と摩擦やトラブルを起こすことがあります。

 

そして、相手から攻撃された、だまされたと思うと、根に持って恨み、過度に攻撃的にふるまったり、裁判に訴えたりします。

 

自分の正当性を強く主張したがる傾向があります。

 

こうしたパーソナリティ(人格)の特徴が、恋愛や結婚に影響を与えます。

 

人を心から信用することができないこのタイプにとって、異性を好きになったり、その相手と親密な関係になることは、「恋人や配偶者が浮気をしている(する)のではないか」「いつか自分を裏切るのではないか」という不安を常に抱えながら生きることを強いられるため、恋愛や結婚をすることは疑心と不安によるストレス生活の始まりを意味します。

 

実際、このタイプは、自分の配偶者を監視して支配しようとしたり、恋人の行動を細かく把握して管理しようとする人も多く、自分の配偶者や恋人が自分以外の異性と親しくしたことを知ると、激しい嫉妬心に駆られます。

 

男性がこのタイプの場合には、自分の妻や恋人が他の男性と一切、接触できないように、一人で家の外に出られないようにして軟禁状態にすることもあります。

 

また、このタイプは他人と良好な信頼関係を築くことが苦手なため、とりわけ結婚生活のように、他人と本音で話し合いながら、互いに力を合わせて一緒に物事を進めなければならない状況で摩擦や衝突を頻繁に経験します。

 

そして、本人が「裏切られた」「騙された」と感じると(、それも一方的な思い込みに過ぎないことがほとんどですが)、今まで相手に向けられていた愛情は全て、敵意や憎しみへと変わり、根に持ち続けます。 

 

 

 

【タイプ7】はこんな人

(3つ以上当てはまる人)

 

・ 自分は特別な人間であり、優れた才能や能力等を持っていると思う。

 

・ 成功して富や権力、名声を手に入れることや、運命の人との素敵な出逢い、理想の結婚(愛)などを夢見て、それにとりつかれている。

 

・ 自分は特別でユニークな存在なのだから、同じように特別で地位の高い人たちによってしか理解されないと思う。

 

・ 人からの賞賛が何よりも大好きである。逆に、少しでも批判・否定されると憤慨する。

 

・ 私は人から特別扱いを受けて当然だと思う。

 

・ 自分の目的を果たすために、他人を自分のいいように利用することがある。

 

・ 他人の成功や幸福に嫉妬しやすい。または、他人は自分に嫉妬していると思う。

 

・ 私は人から「態度が大きい」「プライドが高い」と見られていると思う。

 

【タイプ7】の診断結果

典型的なこのタイプには、自らを優れた特別な存在とみなし、他者の注目と賞賛を得て当然とし、「他人は自分のために存在するもの」といった態度が見られます。

 

しかし、その背後には、「本当の自分は無力で無能な存在である」と考える劣等感があり、肥大化したプライドが打ち砕かれるような状況に陥ると、ひどく落ち込んで自らを卑下し、抑うつ状態になって引きこもってしまったり、衝動的に望ましくない行動に走ってしまうことがあります。

 

一方、理想として掲げている誇大的な自己と、現実の小さな自分とのギャップが折り合わず、対人関係を避け、現実から逃避する傾向が現れて、表面的には控えめで、自己主張せず、傷付きやすいタイプもいます。

 

こうしたパーソナリティ(人格)の特徴が、恋愛や結婚に影響を与えます。

 

このタイプは、さらに2つのタイプに分かれます。

 

1つは、「誇大的な自己を全面的に出すタイプ」です。

自己中心的で、横柄・尊大な態度をとり続け、周囲から期待する賞賛や評価が得られないと激しい怒りを持ち、攻撃的な態度をとります。

 

背景には、「自己愛的怒り」が存在します。

 

自信過剰の背後に隠された弱さ、劣等感を隠すために繰り出される怒りです。

 

「自己愛的怒り」が維持できなくなると、抑うつ的になります。

 

もう1つは、「誇大的な自己を隠すタイプ」です。

 

周囲を過剰に気にして他人の反応や評価に敏感で、他人から注目を浴びることを避け、人前で自分を出そうとしません。

 

しかし、「自分は特別である」「私には特別な能力が備わっている」といった「誇大的な自己」を内に秘めていて、「私は人から賞賛されるべき存在だ」という気持ちを潜在的に持っています。

 

これら2つのタイプは、対照的なパーソナリティに見えますが、どちらも共通して根っこにあるのは強い劣等感であり、「自信過剰で尊大な自己イメージ」と「劣等感をともなった非力な自己イメージ」とは同じコインの裏表を成している状態です。

 

このタイプの男性に多いのは、前者の「誇大的な自己を全面的に出すタイプ」で、男女関係が活発で、女性を自分の所有物のように支配することで自分の価値を確認しようとします。

 

しかし、手に入れることに成功した女性には興味を失い、また次の新しい獲物を探します。

 

一見すると自信家で、頼りがいのある存在ですが、実は、「弱い自分」を人に素直に見せることがとても苦手なので、男女関係は意外と不器用です。

 

一方、このタイプの女性に多いのは、後者の「誇大的な自己を隠すタイプ」で、十分な魅力があるのに男性経験に乏しいタイプです。

 

よくあるのは、理想の高さから自分の周囲にいる現実的な男性では満足することができず、まともに恋愛や結婚をすることなく婚期を逃してしまうことです。

 

とりわけ、特別な家柄に育ったり、特別な才能や能力、高い学歴等を持っている場合には、過剰に高いプライドが邪魔をして、男性との出逢いが妨げられる場合があります。

 

本心では、彼氏が欲しかったり、早く結婚をしたいのに、そのことを認めると周囲の女性や相手の男性に負けたような気がするので、自分の気持ちに正直になって素直に振る舞うことができないのです。

 

本音とは逆に、相手の男性を傷付けるような発言をしたり、上から目線で相手を見下すような態度をとってしまうことがあります。

 

しかし、そうした振る舞いは、好きな男性を自分から遠ざけてしまったり、怖がらせてしまう結果となります。

 

 

 

【タイプ10】はこんな人

(3つ以上当てはまる人)

 

・ 規則や手順、計画、形式といった細部にとらわれて、本来の目的を見失いやすい(木を見て森を見ず)。

 

・ 一部でも落ち度があると、それを理由に全体を諦める。あるいは、完璧に物事を成し遂げようとして、時間がかかり過ぎる。

 

・ 遊びや人付き合いよりも、仕事や勉強を優先する。

 

・ 一つの価値観や道徳心、倫理観に凝り固まっていて、融通が利かない。例えば、不正や犯罪等を絶対に許せない。

 

・ 特に思い出があるわけでもないのに、もう要らないとわかっていても、使い古したものを捨てられない。

 

・ 自分のやり方に従わない人には仕事を任せられない。考え方ややり方、価値観の違う人と一緒にうまくやれない。

 

・ 自分に対しても、人に対しても、金銭的に倹約的である。将来に備えて、お金を節約(貯金)している。

 

・ 頑固で、融通の利かない性格である。

 

【タイプ10】の診断結果

あなたは、過度に几帳面で、完璧主義、頑固、秩序や規則といった細部にとらわれ過ぎて、本来の目的や全体を見失いがちな性格です。

 

抑圧的で、生真面目、感情表現に乏しい性格で、人生を楽しむのが下手です。

 

それは、子どもの頃に親から、「あれをするな、これをするな」「ああしろ、こうしろ」と規制を受けて育てられた結果、強固な罪悪感と不安がベースにあり、自分で自分の態度や行動を規制してしまうことに原因があります。

 

こうしたパーソナリティ(人格)の特徴が、恋愛や結婚に影響を与えます。

 

あなたは、義務感や責任感が強く、恋人や配偶者を裏切ることはありません。

 

余程のことがない限り、自分の方から恋愛関係を切ったり、婚姻関係を清算することはありません。

 

恋人や配偶者がどんな状況になっても、見捨てることはありません。

 

結婚してから死ぬまで、人生の最後までずっと一緒に居たいと思うなら、あなたのようなタイプの人物を配偶者に選ぶと良いでしょう。

 

あなたの方から別れを切り出さない限り、二人の関係が終わりになることはありません。

 

また、あなたと同じこのタイプの人は、自分に対しても、人に対しても、金銭的に倹約的で、将来に備えて、お金を節約(貯金)している人が多いようです。

 

堅実な性格なので、経済的な面に関しては、結婚相手として安心かもしれません。

 

ここまでは、結婚向きのタイプのように思えますが、完璧主義がエスカレートすると、周囲に対して悪い影響を与え始めるので注意が必要です。

 

あなたは、自分とは異なる考え方ややり方、価値観を持つ人に仕事を任せたり、そうした人と協力して何か一つのことを一緒にやるのが苦手で、周囲の者を自分の基準ややり方に細かく従わせようとします。

 

自分とは異なる他人の良い部分を認めるのが不得手なことが原因です。

 

すると、周囲は窮屈に感じ始め、周囲の者たちから避けられるようになります。

 

あなたが結婚して家族を持つと、「人は努力するのが当たり前」と思っているので、子どもや配偶者が怠けると叱る割には、頑張って努力をしても褒めません。

 

その結果、子どもや配偶者は喜びや楽しみのない毎日を過ごしがちになり、「生きることは我慢と努力であり、苦行である」という思い込みを持ち、「これ以上、苦しい思いはしたくない」というストレスから、無気力、不登校、引きこもりになります。

 

 

 

6名にとってはショックな診断結果だったらしく、最初は「(診断結果が、)ひど過ぎて、人に見せられないっ!」等と発言されていましたが、私の説明を聞くと皆さん深く納得されて、「もっと続きが聞きたい」「今度、セミナーやって~」とお願いされました。

 

私にとっては予想通りの診断結果だったのですが、「ビジネス女子(特に、起業家女子)で恋愛・結婚でつまづいている女性」は、【タイプ1】【タイプ7】【タイプ10】の3つのどれかのタイプに当てはまる人が多いようです(あるいは、それらの組み合わせ)。

 

「ビジネスで成功したのに、恋愛・結婚がうまく行かない・・・・・」

 

最近、そんな女性が増えている気がします。

 

 

 

 

私たち人間の「パーソナリティ(人格)」は、0~15歳の子どもの頃に、家族や友人、周囲の環境との絶え間ない相互作用を通して形成されます。

 

すなわち、私たちのパーソナリティ(人格)は、子どもの頃に発達させた生存戦略上の「強み」と考えることができます。

 

そう考えると、全てのパーソナリティ(人格)は良いパーソナリティであり、機能不全などではなく、どのパーソナリティ(人格)も有効に機能していることがわかります。

 

しかし、また別の見方をすると、バランスを欠くほどに発達した「強み」というのは、「弱み」にもなりえます。

 

一つの方向に突出して発達した機能というのは、反対側に未発達な面を残します。

 

例えば、理不尽な苦痛や困難に耐える強さを発達させた子どもは、大人になってから、人生を楽しむことや気楽に生きることができません。

 

また、子どもの頃に誰からの助けも借りずに一人の力でやり遂げる意志力を身に付けた人は、大人になってから、恋人に甘えることや、パートナーと二人で一緒に仲良く一つの事をするのが不得手です。

 

 

 

ちなみに、先ほどの【タイプ1】【タイプ7】【タイプ10】のどれかに当てはまるビジネス女子(起業家女子)は、「低い自己評価(自己重要感)」という共通の課題を抱えています。

 

「本当は自分に自信がない」のだけれども、その自信の無さや劣等感をビジネスの成功によって穴埋めしようと頑張っているのです。

 

その甲斐あって、実際にビジネスの世界で成功することができました。

 

周囲が羨むような成功です。

 

しかし、そうやってビジネスの成功をもたらしてくれたはずの「人一倍努力する」「成功することで他人からの賞賛を勝ち取る」「外部要因で自己評価(自己重要感)を満たす」というパーソナリティ(人格)の特徴が、困ったことに、恋愛・結婚においては全く逆の効果をもたらす結果となってしまっているのです。

 

 

 

今回はここまで。

 

 

 

「低い自己評価(自己重要感)」を改善するための講座です。

 

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心理セラピスト 棚田克彦