こんにちは。
サイコセラピストの棚田克彦です。
http://www.tanada-katsuhiko.com/index.php?FrontPage
前回に続いて、
「愛着」のお話です。
乳幼児にとっての母親は、
「安全基地」としての働きがあります。
つまり、
お母さんが子どもに対して言葉や態度などを通して
安心感を与えることができていると、
その母親からの安心感をベース(安全基地)にして、
子どもは外の世界を探索できるようになります。
いざというときにいつでも戻る場所があるので、
子どもは自由に冒険の旅に出られます。
だいたい生後6ヶ月から3歳位までの間のことです。
ところが、
もし母親が子どもに虐待を加えるようなことをしたり、
あるいは、
病気等の理由で
母親が精神的に安定感を欠いていると、
本来は安全基地であるはずの母親が、
子どもにとって危険な場所となってしまいます。
いざというときに戻れる場所もありません。
母親が子どもに対して安心感を与えることなく
無視や無関心の態度を取り続けたり、
敵意を感じて虐待を加えたりすると、
その子どもは
「世の中は危険なところだ!」
との世界観を持つようになります。
そして、
その心の傷は一生涯を通じて影響を与え続け、
その子どもは大人になってからも
世の中(周囲の人たち)と闘い続けます。
ここまでが
一般的な心理学(愛着理論)で
よく言われていることです。
しかしながら、
私たちの周りをよく見回してみると、
子どもの頃に親や周囲の人から
傷付けられた経験を持つ人が、
すべて例外なく問題を抱えているのかと言えば、
そんなことは全くありません。
非常に辛い幼少期を経験したにもかかわらず、
大人になってから精神的な強さや
他人に対する深い優しさを示す人は
数多く存在します。
私自身、
心理セラピストとして
そうした人たちが
どのようにして過去の心の傷を克服したのか
非常に興味があるところです。
心理学の本を読んだり
セミナーに参加をして
ただ単に理屈を頭で理解しただけでは
ダメなのでしょう。
自分が見ないようにして避けているものに
直面する決断が必要なのでしょうか?
私が心理セラピストとしての経験を通して
これまでに目撃してきたことは、
『愛着障害を含む心の傷は、
人との出会いによって癒される』
というまぎれもない事実です。
過去にどれほどたくさんのカウンセリングを
受けても解決しなかったクライアントの問題が、
素敵な仲間やパートナーとの出会いによって
解決した事例は枚挙にいとまがありません。
今後の私自身の活動として、
『心の傷を癒すための人と人との出会いの場』
を提供できたらいいな、なんて思っています。
とても自分一人でできることとは思えないので、
その活動を始めたときは
どなたか力を貸してください。
次回、
「ビリーフチェンジ公開講座(東京、大阪、福岡)」
のテーマは『愛着』です。
ブログの内容から、もう一歩踏み込んだお話をします。
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では、また次回!
棚田