NLPを普通に学んでも、たぶん人生は変わりません | サイコセラピスト(心理療法士) 棚田克彦 公式ブログ

こんにちは。

サイコセラピストの棚田克彦です。

http://www.tanada-katsuhiko.com/index.php?FrontPage



もし人から、

「もう何年もまじめにNLPに取り組んでいるのに、

まったく人生が変わらないのはなぜですか?」



「こんなにもがんばってNLPを勉強しているのに、

人生が好転しない理由を教えて下さい」



そんな風に質問されたら、

あなたは何と答えますか?



セミナー慣れしたNLPトレーナーであれば、



「あなたの無意識(潜在意識)は、

現状維持を望んでいるのではないですか?」



「あなたは現状にとどまることで、

何を手に入れていますか?」



「あなたは自分が変わることに対して、

どのような恐れを持っていますか?」



といったような切り返しを

思いつくかもしれません。



「長期にわたって

NLPに取り組んでいるにもかかわらず、

なぜ人生が変わらない人が多いのか?」



「どのようにNLPを使えば、

より短期間で、

よりスムーズに、

より良い方向へと

人生を向かわせることが出来るのか?」



「本人に変わりたい気持ちがないのか?」と言えば、

まったくそんなことはない。



「現状維持にともなう二次利得があるために、

クライアントの無意識(潜在意識)が変化に抵抗している」

というケースにも当てはまらない。



「NLPを習ったことで、

大きな悩みと呼べるものは解決できたし、

目標のいくつかも達成できた」



「でも、

どうも人生が変わった気がしない。

いまだに従来の延長線上を歩き続けているような気がする・・・」



私の周囲を見渡してみると、

NLPを何年にもわたって学び続けている

熱狂的な信者の中に

こうしたタイプの人が

多いように感じます。



【質問】

「NLPを長い間学び続けても、

人生が変わらないのはなぜか?」



その答えは・・・!?




一般論で説明してもわかりにくいので、

私が好んで多用するビリーフセラピーを

例に挙げて解説しましょう。



【答え】

「悩みを解決して気持ちが楽になるために

書き換えるべきリミッティングビリーフと、

人生(生き方)を変えるために書き換えるべき

リミッティングビリーフとが異なるから」



別の言い方をすると、



「悩みを片っ端から解決しても、

たしかに気持ちは楽にはなるけれども、

大して人生(生き方)は変わらない」



ということです。



私の個人セッションや公開講座でビリーフセラピーを

受けられる方の悩みの原因の7割から8割は、

次の3つのリミッティングビリーフ(LB)のうちのどれかです。



●《存在してはいけない》

●《子どもであってはいけない》

●《重要であってはいけない》


参考ページ
http://www.tanada-katsuhiko.com/index.php?TherapyPeculiarity



これら3つのLBをしっかり持っていると、

強いストレスを感じます。



これら3つのLBを書き換える(取り除く)と、

日常生活のストレスが激減して、

生きるのが本当に楽になります。



ビリーフセラピーのセッションを受けられたクライアントの中には、

「どうして今まで何十年間も、

こんなに無理で窮屈な生き方をしていたんだろう?」

なんて感想をもらす方もいらっしゃいます。



しかしながら、

悩みが解決して楽になることと、

人生(生き方)が変わることとは、

また別な話なのです。



●《存在してはいけない》

●《子どもであってはいけない》

●《重要であってはいけない》



の3つのLBを書き換える(取り除く)と、

たしかに生きるのが楽にはなりますが、

人生(生き方)そのものが

大きく変化することは、

それほど期待できません。



では次です。



【質問】

「人生(生き方)を変えるためには、

どのリミッティングビリーフを書き換えればよいのか?」



【答え】

「クライアントのタイプによって

人生(生き方)を変えるために書き換えるべきLBは異なる」



このタイプ分けには6つの種類があって、

それぞれのタイプによって

「人生の課題、テーマ」も異なり、

したがって、

「人生(生き方)を変えるために書き換えるべきLB」

も異なります。



紙面の関係で詳細は省きますが、

「人生(生き方)を変えるために書き換えるべきLB」って、

結構、地味なLBが多いです。



直接的な苦痛を感じるわけではないし、

そもそも地味なので、

自分ではなかなか気づかない。



でも、

その人の生き方や人生の方向性を決定しています。



コンピュータにたとえると、

わかりやすいと思います。



「悩みを解決するために書き換えるべきLB」が

表計算ソフトやワードプロセッサー、ブラウザーのバグ。



「人生を変えるために書き換えるべきLB」は、

ウィンドウズ、マックOS、LinuxといったOSのバグ。



私たち人間のOSのバグ、

つまり、

「人生を変えるために書き換えるべきLB」は、

致命的に悪影響を与えているにもかかわらず、

裏方の仕事をしているので、

気づくのが非常に難しい。



気づいたときには

大変なことになっている。



「『何だか最近、PCの立ち上がりが遅いな~』

なんて思っていたら、

ある日突然、PCが立ち上がらなくなった(泣)」

みたいな・・・。



今、書いていて、

ふと思ったのですが、



「いくら悩みを解決するためのLBを書き換えてみても、

人生(生き方)は変わらない」



って、すごく重要な事実ですよね。



すごく重要なことなのに、

世界的に著名なNLPトレーナーで

このことを主張している人っていませんね。



当たり前すぎるから?



6つの種類のタイプ別の詳細については、

10月の体験講座で詳しくお話しますね。



10月24日(日)開催、

『第10回 サイコセラピー体験講座』

テーマ「タナダ式NLPのすべて(その2)」

●詳細とお申込みはこちらから

http://www.tanada-katsuhiko.com/index.php?PsychoTherapySeminar




サイコセラピスト 棚田克彦