ケンイチ君の病気の原因 | サイコセラピスト(心理療法士) 棚田克彦 公式ブログ

こんにちは。

サイコセラピストの棚田克彦です。

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ある男の子がこの世に誕生しました。



名前をケンイチ君といいます。



お母さんにとって、ケンイチ君は初めての子どもです。



ケンイチ君はすくすくと成長します。



ケンイチ君はお母さんが大好きです。



お母さんもケンイチ君が大好きです。



お母さんはケンイチ君に目一杯の愛情を注いでいます。



ケンイチ君はお母さんからの愛情を目一杯受け取っています。



ケンイチ君が5歳になったとき、

大きな出来事が起こります。




ケンイチ君に弟が産まれました。



名前をケンジ君と言います。



弟のケンジ君の誕生とともに、

ケンイチ君の身に重大な危機が訪れます。



24時間、

いつでも、どこでも

必ずそばに居てくれたお母さんが、

弟のケンジ君が生まれてからというもの、

弟のケンジ君にベッタリです。



ミルク・・・、

オシメの交換・・・、

寝るときの抱っこ・・・、

弟のケンジ君はまだ0歳の赤ちゃんですから、

自分一人では何もできません。



だから、

お母さんは弟のケンジ君にベッタリです。



お母さんは弟のケンジ君の世話にかかりっきりで、

まったくケンイチ君の方を振り向いてはくれません。



そうやって、

ある日突然、お母さんの愛情を

弟のケンジ君にすべて奪われてしまったケンイチ君は、

生命の危機を感じます。



いいえ、

決して誇張なんかではありません。



考えてもみて下さい。



何から何まで自分の全てをお母さんに依存している

わずか5歳のケンイチ君にとって、

お母さんから愛情を得られるかどうかは、

「生きるか、死ぬか」を意味しているのです。



もしお母さんにに振り向いてもらえなくなったら、

食べることや、寝ること等、何一つ自分の欲求を

満たすことができなくなってしまうからです。



そういう訳だから、

知識も能力も限定された、

まだ5歳のケンイチ君が、

「お母さんに愛されなければ、僕は生きてはいけない」

と本能的に感じたとしても

何の不思議もありません。



「お母さんに見捨てられることに比べたら、

どんなに辛いことでも我慢できる」



そう考えるのが自然だと思います。



そんなケンイチ君の身に奇跡が起こります。



ケンイチ君は大きな病気にかかり、

病院に入院します。




するとどうでしょう?



あれだけ何をやっても

振り向いてくれなかったお母さんが、

今は24時間ベッタリと、

ベッドの側で看病をしてくれています。



目を開けると、

いつもそこには大好きなお母さん

の笑顔があります。



「お母さんが戻ってきた! うれしい・・・(涙)」



ケンイチ君の正直な気持ちです。



ケンイチ君はこの体験を通して、

ある一つの「ビリーフ(思い込み)」

を心の中に作ります。




「ありのままの僕は愛されない(振り向いてもらえない)。

僕が愛される(振り向いてもらう)ためには、病気にならなくてはいけない」



誰もケンイチ君を責められません。



ところが、

ケンイチ君が小学校に行きだすと、

ちょっと困ったことが起こります。



学校で嫌いな先生の授業があるたびに、

朝起きたら熱が出て、

お腹が痛くなってしまうのです。



大人になっても続きます。



30歳になったケンイチさんは

最近管理職になったばかりで、

初めての部下を持ちました。



もともと人間関係がそれほど得意ではなかったケンイチさんは、

会社の仕事に強いストレスを感じています。



そして、

部下に言いたいことが言えないときや、

やりたくない仕事が発生すると、

決まって体調が悪くなり

会社を休まなければならなくなってしまうのです。



(後略)



病気が心理的な要因(リミッティング・ビリーフ)

によって生み出される原因には、

3つのパターンが存在します。



原因の3つのパターンそれぞれについて、

治し方も少しづつ異なります。



7月19日(祝)開催の

「サイコセラピー体験講座」では

このお話しの続きをします。



テーマは、

『眠っても、眠っても、つらい疲れが抜けない・・・』



<健康に関するビリーフ>

を取り扱います。



【対象者】

・眠っても、眠ってもつらい疲れが抜けない人

・大した仕事もしていないのに、いつも体がダルイ人

・慢性的な肩こり、腰痛、頭痛がある人

・風邪をひきやすく、一度風邪をひくと、なかなか治らない人

・身体に特別悪いところがあるわけでもないのに、よく病気になる人

・医者から「どこも身体に悪いところはない」と言われたのに、実際に体調が悪い人

・ストレスや不安など、イヤなことがあると体調を崩す人

・大事なときに限って熱を出したり、怪我をする人

・人からの注目や愛情が不足して寂しくなると、病気になる人、怪我をする人

・過敏性大腸炎の人


 


●●お申込みはこちらから

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サイコセラピスト 棚田克彦