「働き過ぎで過労で倒れた。その結果、うつ病になってしまった」という方のカウンセリングを、最近、立て続けに2人おこなう機会がありました。
(原因)働き過ぎると → (結果)過労で倒れる、うつ病
これって、本当でしょうか?
私の知り合いには20~40代の若い経営者の方が多いのですが、多くの中小企業の社長さんたちがそうであるように、彼/彼女らは寝る間も惜しんで1年365日休みなく働いています。オフィスから自宅に帰っても仕事の手を止めません。創業初期の会社だと、ほとんど無給で働いていらっしゃる社長さんたちもいるようです。それでも彼/彼女らは、「仕事が楽しい」「やりたいことがいっぱいありすぎて困る」「毎日がとても充実している」と言います。
うらやましいですね。
その一方で、仕事が忙しいといっても、休日があって、そこそこのお給料はもらっている会社員。経営者と比べると、仕事量も、責任の量も圧倒的に少ない。それなのに、「過労で倒れた」「うつ病になってしまった」ということが起こってしまう。
なぜでしょう?
不思議だと思いませんか?
理屈で考えると、
(原因)仕事が多い、責任が大きい → (結果)より過労やうつ病になりやすい
ってなりますよね?
でも現実には、仕事も責任も盛りだくさんの経営者が安い給料で楽しく仕事をしているのに、もっと気楽なはずの会社員が仕事を楽しんでいない。過労で倒れたり、うつ病になったりしている。
なぜでしょう?
これは、わたしがかなり前からずっと不思議に思っていた疑問なんです。
ところが、2年前に私が自分で会社を創った直後に、この疑問は晴れました。
「なるほど。こういうことか!」
わたしの答えを言う前に、
あなたはなぜだと思いますか?
もったいぶる訳ではないのですが、まず、自分なりの答えを出してみてください。
それは、
「仕事も責任も大変なはずの経営者たちが、なぜやりがいを感じながら楽しいそうに仕事をしているのか?」
という理由について、あなたにも真剣に考えて欲しいと思うからです。
(次回につづく)