富士登山競走まであと3日
ONTAKEの疲れ、表面的なものはほぼ回復しましたが、身体の深い部分の疲れというか重さ、ぎこちなさはまだまだ残っています
4月のUTMFから奥久慈、みなかみ、ONTAKEと続き、1レースの平均時間は20時間を超えています、年齢からくる回復力の遅さもあるかもしれませんが、秋のレースに向けて一旦休んでリセットする必要があるかもしれませんね・・・
さて、レースレポの続きです
新コースですし、ONTAKEをはじめてのロングトレイルに選ぶ方も多いのでコースの説明も入れながら、なるべく細かく書いていきたいと思います
割りと前の方からスタートしました
スタートの位置はわりと前の方、といっても全体で150人なので後方でもスタートロスはほとんどない
公園内をぐるっとまわって公園の外に出る
集団で進む、熊鈴と足音だけが響きわたり、いよいよレースはじまりです
しばらくはロード、ここではマイルールを決めていてキロ5分半より速く走らない事
周りのペースもそんな感じで、序盤は調子を確かめながらすすむ
100マイルはステージ1上松コースを2周しますが、距離調整のためか1周目の方が3キロほど長く走ります
スタートして少し走って脇道へ
距離調整区間に入ります
◯の部分
まだ序盤もいいところ、気の毒です
一般公道に再び合流し、しばらく走ると脇道へ、再び林道的なロードです、ここからしばらく登りが続く
まだまだ元気なので走って登れますが、2周目は多分歩きだなと思いながら進みました
思い返してみると、周りの強いランナーに引っ張られて、ここは少しオーバーペースでした
自分の中にもUTMFとみなかみの結果から、今回は速いペースの中(強い人達の中)で勝負したいという、ちょっと勘違いな意識が働いていて不相応なペースでした
そのとき前を走っていたランナーさん、ゼッケン110番
あ、僕と連番だと思い少し話かけたりしてました
後で知りましたが、この方あのJR田中さんでした・・・
田中さんは総合3位でフィニッシュ
果敢に攻めたといえば聞こえはいいですが、端から見れば単に突っ込んだだけ
いつもの事です
ロードは17キロと少し、トイレのある分渡沢川林道入り口まで続きます
ここから不整地となり本格的な林道になります
雨が次第に強くなってきました
ザックの後ろポケットからレインを出して羽織ります
今回は、状況に応じてレインはこまめに脱ぎ着しました
腕関節のかたい僕でも、何とかザックを下ろさないでザック後ろのポケットに出し入れできます
ノースのTRシリーズはこの辺りの使い勝手が良いですね
歩きも入れて、走れる所は走り
ひとやま越えてエイドステーションに到着しました
白川小川 28km
2時間53分00秒
こちらのエイドなんと、バナナとオレンジがありました!
まさか固形物があるとは思ってもみなかったので、めっちゃテンションあがるバナナとオレンジでテンション上がるってどうなんだww
ただ、このエイド100キロの中盤以降の選手は水の補給に相当渋滞したようです、人によっては1時間以上
ONTAKEは毎回、天然水エイドと呼ばれるコース脇にある自然水がありますが、今回それらが枯れているという情報がレース前にありましたが、僕が確認したところ何ヵ所は水を補給できる場所がありました
あくまでも自然水、利用は自己責任でお願いいたします。ただ、エイドのお水もおそらく自然水ですw多分
しかし、レースがはじまり、1つ目のエイドですから、それらを確認するのは中々難しいので
せめて水だけは滞りなく補給できる体制を希望したいです
どんなにエイドが質素でもかまいませんが、やはり水は・・・
確か前回のONTAKEでもエイドの水、品切れがあったような
エイドを出るとそこから長い上り約10キロ550m UP
雨は降り続いている、標高1700m近くまで登るので冷えにも注意が必要
ここからの登りは歩きメインに切り替えた、ハイペースで思った以上に体力を消耗していた
1周目で持っていくか悩んだポールを組み立てて早くも投入、足の負担を軽減したい
呼吸も苦しい、まだ序盤大丈夫か?
更に雨が激しくなり、どしゃ降りに、遠くでカミナリの音が聞こえてきて弱きになった気持ちに追い討ちをかける
カミナリはヤバいな・・・
いや、雨だってこのペースで降り続いたら土砂崩れとか・・・
現に、土砂崩れで通常コースが使えなくなってる訳だし
コース脇斜面の上の方を確認しながら進んだ
気温も低く、雨も降っているのに、水の消費が激しい
あまり調子が良くない事に気づく
何とかこの状況を打開しないといけない、完走するには?
そんな事を思いながら坂を登り続けた
38キロ過ぎてトイレポイント
瀬戸川高樽上林林道入口に到着
ほぼコース最高地点である
ここでは水の補給が受けられた(1周目のみ)
ようやく登りが終わりポールを収納
ここから1周目の終わりのCPである松原スポーツ公園までは大きな登りはない
下りを利用して良い流れにかえていきたい
そう思った矢先
右足が躓いて前方へダイブして転倒
痛みはないが、ショックでしばらくボーゼン
こんな何でもない所でコケるなんて・・・
雨や霧での視界の悪さもあったかも知れないが、もう疲れで足にきていたのだ
気をとりなおして身体を確認
両ひざに擦過傷、唇を少々カット
あと、時計のガラスにキズがはいったが、保護フイルムのおかげでセーフ数日前に新品に貼なおしたばかりだけど
大丈夫、何ともない
グローブしていて良かった
再び走り出す
転んだ影響で慎重になりペースが上がらないが仕方ない
この時、気持ちは完全に完走する事にシフトした
コースはいちど下って、しばらく平行移動
これが意外と長い、微妙な登りがあったりして、走れない登りではないので走り続けるのにそれなりに体力消耗した
長い下りが続く、同じような景色が繰り返し現れる
ONTAKE、相変わらずの無限ループ、今年は更に輪をかけていた
下り切ってトンネルをくぐり、ロードに出た
ここからCPとなる松原スポーツ公園へは約4キロ
多少アップダウンがあるが歩くような所はない
キロ6で進み、会場入口の橋を渡り、ややきつい坂を登る
ようやくスタート地点に戻りステージ1、57キロ
1周目終了
ガーミンでは56キロでしたが1キロくらいは誤差かな、おおむね正確です
ステージ1 1周目
6時間38分31秒
目標は6時間30分だったので、すでに8分のビハインド
順位は25位だった
これだけ疲労して走っても、8分オーバーの現実、この先が不安になる
デポバッグを受け取って、どかっと座り込む
コケた時に擦りむいた両ヒザから血がにじんでいた