第4関門(118キロ)を出発する
ここまで来ると緩やかな登りでも歩く事が多い
しかし、だらだら歩くのではなく、しっかりと
坂道ではトルデジアンで同室だった院長先生に教えてもらった50歩走って10歩歩くも実践した
正確には50歩、10歩は適当だが、リズムが良くなりかなり有効だった
前方に、かなりガッチリしたいかにも屈強なランナーが見えた
あ~
オオヤマさんだ
100キロに参加しているラン仲間と出会う
少しの会話でも元気でた!
僕の時間の関係で先に進んだ
ガレた林道を10キロ近く下る
ペースが上がらずかなり時間がかかる
ほぼ下り切ったところでエイド到着
赤棚エイド(133キロ)
ここからまたループで登り返す
去年までのコースを逆走という事もあり見覚えのある風景を登ってゆく
登りのスピードは落ちたが、周りと比べるとまだ速かった、とにかくリズムを意識
それでも、この最終ループはかなり辛くて、高度計を頻繁に確認した
先ほどオオヤマさんに出会った地点まで戻って来ると登りはあと僅かとなり
程なくして最後の長い下りに入った
さっき登りで抜いてきたランナーにどんどん抜かれる
ここまで来ると
大体同じランナーを抜いたり抜かれたりだ
その際には一言、二言
言葉を交わすのが常となる
ようやく長い、長い下りが終わり、ループも終了
最終エイドの赤棚(156キロ)に再び到着
タイム22時間28分
残りロード6キロとなり、完走を確信した
念のため水を補給して、ヘッデンを装着
もう、薄暗くなっている
最後のロードもしっかり走ろうと決めていた
ONTAKE100マイル
制限時間24時間
100キロとは別物と言われるだけあってかなり過酷だと感じた
それ故
ゴールが近づくにつれて嬉しさがこみ上げてきた
早くあの場所へ
とにかくゴールして
解放されたいw
ラスト1キロ
最後の坂も何とか走りきる
やはり100マイルのフィニッシュは特別感がある
熱いものを感じながら
ついにゴ~ル!
タイム
23時間14分34秒
ただ、ゴールしてから想像以上に身体がガタガタだった・・・
片付け、着替え
車に乗るのもひと苦労
ONTAKEから既に数ヶ月経つが、苦しかった記憶が一向に美化されないw
では来年はどうなのか?
う~ん
出ないかもw
ONTAKE100は
よく言われるOSJクオリティの代名詞みたいなレースだが
ぜひこのままブレる事なく突き進んでほしい
自分で考え必要なモノは全て自分で持ってレースに臨む!
それに今時、マイルで参加費1万円なんてありえないです
またいつか出るのかな?
関係者の皆さん大変お世話になりました、ありがとうございます。
ONTAKE完走のポイント(個人的)
トレーニングは本格的な山登りや、トレイルランニングではなく、峠走が有効
特に長時間、長距離で連続的に動きつづける練習
天候によって適切な用具選びが必要。灼熱地獄もあれば今回のように寒さでリタイアするランナーも多い
シューズはクッショニング重視で。グリップは不問
中にはルナサン的な物で走る猛者もいますが、例外
24時間で100マイルをはしらないといけないので少しでも負担の少ない物を
但し、自分に合った物でないと意味がない
100マイルエントリーの資格は
100キロ14時間以内ですが、ギリギリ14時間の走力だと完走厳しい。
速いランナーも遅いランナーもゴールするには、大体100キロ通過タイムの1.8倍位かかる
エイドをあてにしないレースプラン。
基本、水のみと考える。その水も無い場合がある
何があっても動揺しない、トラブルを笑い飛ばせる位のメンタルと絶対ゴールするという強い気持ちが必要