生まれた時に吸った空気のはなし | 禅空「空、見ちょる」

禅空「空、見ちょる」

いよいよ始まる新しい黄金時代のごきげん五次元ライフ

よみがえりアクティベーターのしげ@羽田空港です。


人はオギャーと生まれて、
最初に吸った空気を生涯、肺に残し、
最後にそれを吐いて死ぬという。

だとしたら、自分の体には、
生まれ故郷の空気が
ずっと宿っているのかもしれない。

これは、上越新幹線の車内誌に載っていた、
山田五郎さんのエッセイからの一文です。

な~るほど~ と、思いました。


昔こんな体験がありました。

僕は、昭和36年4月1日に
山口県の宇部市で生まれました。

父が転勤族だったので宇部には
一年ちょっとしかいませんでした。

生まれてすぐのことだったので、
当然ですが当時の記憶は全くありません。


今から数年前のことです。

当時、僕は江ノ島の児玉神社で祝詞を習っていました。
そこで宮司さんから産土(うぶすな)神社の話を聞きました。

「自分が生まれた場所の神社、それを産土神社という。
その神社は、あなたをずっと守ってくださっている。
だから一度お礼参りをしなさい。」

その話を聞いた1年後、偶然「生まれ故郷の宇部の地」を
踏むことになりました。

その時はまだ神奈川に住んでいましたが、
萩の幕末藩士に学ぶ経営塾セミナーに参加したくて
空港がある宇部で前泊したのです。

市内のANAホテルに夜チェックインして、
出生地だった産婦人科を訪ねてみました。

その場所は、ホテルから目と鼻の先でした。

でも、当時の産婦人科はもうなくなっていて
空き地になっていました。

しかし、そこに行った時に、ふと懐かしい感覚が…

気がついたら涙が出ていました。


「あ、この空気覚えてる」

なぜか、直感的にそう感じました。

記憶にはないのに、明らかに身体が、五感が、
宇部の空気を覚えていたのです。

そして、僕は「近いうちにここに住む」と思いました。



僕たちは、皆、自分の「役割」を自分で選んで
生まれてきています。

それは、一人ひとりに元々備わっているエネルギー。

これは僕の直感に基づく仮説なんですが、

人は生まれた時に、最初に吸った空気とともに
自分が選んできた「役割」を身体に刻み込んでいる…

そんな気がするのです。


その2年後、とっても不思議なんですが、
僕は宇部の人から、講座開催の依頼を受けました。

そして毎月、宇部に出張することになりました。

毎月、宇部に行くうちに、だんだん滞在時間が増えてきました。

なんか、忘れていた記憶がよみがえってくる感じがありました。

そしてその2年後に、宇部に引越ししました。


本当に不思議なんですが、宇部に引っ越さなければ、
本も書くことはありませんでした。

宇部に引っ越さなければ、このブログも生まれませんでした。


今、僕は毎日幸せです。

日々、いろんな出会いがあり、いろんな感動体験があります。

本当に好きなことを仕事にできている。


少年時代のように、日々、ワクワクしています。


全ての出来事には、必ず意味があります。

その時は受け入れがたい不幸に見える出来事も
最前に向けての、恩寵のプロセスなのです。


僕たちはいつも大いなる宇宙の愛に包まれています。



ここのところ「自分の生まれてきた本当の役割」を
思い出したい!という人が全国で急増しています。


そんな方は、ぜひ生まれた場所を訪ねてみて下さい。

あなたの中に眠る「何か」がきっとよみがえるはずです。


今日は、満月。

ラウンジから見える月が、ひときわ優しく見えます。