新年、新しい空気、なかなか気持ちいいものです。
普段はあまり考えないことをじっくりと考えたり、今年は何々をしよう!なんて目標を立てたり。

 

 

12月は子供の冬休みに合わせて、いとこに会うために家族で大阪へ。みんな元気で幸せそうで何より。みんなで大阪のテンマへ。テンマが正式名称なのかいまだに分かっていないのですが、以前から美味しいお店が多いと聞いていたので行ってみたかった、で、今回行けました。噂通り、小さな飲食店があちこちに無数にあって、鳥屋で鶏料理を食べて、スペイン料理の店に移動してタパス料理などを満喫。

 

 

この町はスペインのサンセバスチャンに似ているなあと思った。サンセバはスペインバスク地方のフランスとの国境近くの町で、世界一のグルメの町。小さな町だけどミシュランの星がついているレストランがいっぱいあって、何よりも小さなバルが町中に何百も密集している。ほとんどが立ち飲みのバルで、バスクの発泡ワイン・チャコリ片手に、カウンターにあるタパス(ピンチョス)を食べる。タパスは1皿300〜500円くらいで、いくつか食べると他の店にホッピング。目の前の料理を選べば良いので言葉が分からなくても大丈夫。1晩で3〜4件回るとお腹いっぱい。タコのオリーブオイル炒めやら、イベリコ豚の焼いたのやら白アスパラガスやら。分子料理も盛んで、ウニの泡ムースなど面白い料理がいっぱいで、何よりワインも料理も安い。近くに山も海もあるので野菜と肉と魚が美味しい、ボルドーも近いのでワインも美味しい。

この町は料理で町おこしをして、今では世界中から大勢の観光客が訪れる町になっている。この町ではとにかくバルで楽しんで、1回くらい星付きのレストランに行くのがお勧めです。(アケラレ、ムガリッツなど)

 

で、ウチの近くにもシャッター商店街があるのですが、町おこしをするならサンセバ方式だなあと思う。安くて美味しいお店があればみんな多少遠くても行くと思う。お店の中の半分が座れて、半分は立ち飲みで、カウンターにできあがった小皿タパスを置いて、こういうお店がいくつもあって、気軽にお店ホッピング。そうすると、おしゃれなカフェができたり、ギャラリーや雑貨屋ができたり、アーティストやフリーランスのデザイナーなどが住んだり、そういう風に、食から入るといろいろと広がるので。お店同士は料理教室を開いて新しいレシピを開発したり共有して全体のレベルを常に向上させて、横の連携で町の文化を創り出す、どうでしょう?

 

 

大阪で車を借りて京都、伊勢へ。伊勢ではオープンしたばかりのアマネムに宿泊。待ちに待った初の国内リゾート型アマンホテル。ロケーションからホスピタリティまでさすがでした。

 

 

年内の仕事も無事に納めて親・僕ら・子の3世代で沖縄に数日。気温は23度くらいあったので昼はTシャツでOKでした。息子はウェットスーツを着て気持ちよさそうに泳いでましたが、さすがに僕と妻はパス。沖縄は地産地消がメインなので野菜も肉も美味しい。何よりも大自然で食べると美味しいです。

 

 

NHKで放送していた北野武さんの家族の歴史の番組を見る。武さんのお母さんが言っていた「意地をもつのが大切」という言葉が心に残る。きれいで柔軟な意地を持たないとなあと思った。

 

 

東京で初詣、心を静かにして手を合わせる。

 

 

犬は相変わらず僕の顔をなめる、今年はやめさせようと思うけど、僕がソファに寝転がっていると、嬉しそうな顔で舌なめずりしながら近づいてくるので、なかなか断れない。

 

 

前回のブログ以降に読んだ本。

 

パン屋再襲撃(村上春樹)

村上春樹、河合隼雄に会いに行く(河合隼雄・村上春樹)

こころ(夏目漱石)

我が輩は猫である(夏目漱石)

辺境・近境(村上春樹)

雨天炎天 ギリシャ・トルコ辺境紀行(村上春樹)

TVピープル (村上春樹)

他、映画の研究の本などなど