ちょっと仕事の関係でファーストガンダムを見たんですが、

最初の放送時は僕は小5だったので、もろにガンダム世代です。

でも当時はモビルスーツのかっこよさに惹かれていました。

 

20代の頃に見返すと、様々なドラマが見えてきました。まだ10代の若者の戦争を通した成長物語。アムロも15歳、ブライト艦長も大人だと思っていたらまだ19歳、やるしかない状況に追い込まれ、みんなが背伸びして戦っていたことが分かりました。

 

40代で見ると、アムロの父母の気持ちも分かったりして、またさらにその物語の深さに感銘を受けました。40年も愛される作品、奥深い。

 

それにしてもミハルの死は哀しい。「間が悪かったんだよ」という言葉を残して散っていく、不器用な生き方。孤児になった弟たちを守るために・・・

 

マチルダさんはホワイトベースを守るためにドムに攻撃され散った。マチルダ中尉と婚約者のウッディ大尉はオデッサ作戦が終わったら、ジャブロー(地球、南米)で結婚式を挙げるはずだった。

ジャブローで修理をしているホワイトベースに更なる危機が。ウッディ大尉はマチルダが命をかけて守ったホワイトベースを守るために、散った。天国で待つマチルダさんの元へ行った。

 

たくさんの大切な人を失い、ホワイトベースは次の戦地の宇宙へ向かう。

南米から宇宙へ向けて出発するときに、ホワイトベースの横にフラミンゴの群れが併走する。このシーンが印象的だった。

 

ブライト艦長「手が空いている者は左を見ろ、フラミンゴの群れだ」

隊員「ビデオを回しても良いですか?」

ブライト艦長「許可する」

 

様々な困難を乗り越え、様々な思いを重ね、様々な悲しみをみんなが背負っている、そしてこれから向かう宇宙でも激戦が待っている。

その中で、とても印象的で、美しい場面だった。