久しぶりにキャンバスに絵を描きました。
(半年ぶり?)
2015年に、生まれて初めてキャンバスに絵を描きました。
個展用に、かっこいい犬をモチーフに30枚くらい。↓
真っ白なキャンバスにどんな絵を描こうか想像したり、
少しずつ絵が出来上がって、命が吹き込まれるというか(おおげさ?)
明らかに自分が生み出した作品が出来上がるという作業はとても
創造的な作業で楽しかったです。
今はたまに、お世話になっている方にプレゼントするために、
時間がある時にこの絵を描いています。
この絵を、いろんなサイズのキャンバスに描いています。↓
「HUG, you=me」というタイトルです。
言葉で説明するのもナンセンスですが、2人が抱き合っているようにも見え、1人の人が自分を抱きしめているようにも見え。相手を大切にするには自分も大切に。自分を愛するように相手を愛する、自分と他者、内在する多様性を受け入れる、矛盾した意見、自分の中の様々な部分を受容する、などなど。
日々生きて、自分が感じたこと、こういう風に世の中が変われば良いのではと思うこと、そういったテーマが自分の中にたくさんあります。
そのテーマを人々に伝えるために、映画にしたり、音楽にしたり、小説にしたり。どんな表現が、その感じていることを純粋に広く伝えることが出来るのか、それはテーマの種類によって様々です。
今回のこのテーマは、この絵という表現が、僕が人に伝えたいイメージを純粋に表現できたので、自分としても満足しています。これ以上でも無く、以下でも無く。まさしくこれ、と言った作品になりました。
舞台のお芝居は劇場で生で見ると面白いですが、テレビ中継だとその良さはあまり伝わってきません。
絵もそれと同じで。目の前に絵があって(出来れば額縁やガラスが無いと良い)、筆跡があって、その絵を描いた人の気持ちがあって、絵の前にいるとそれらの温度が伝わってきます。1人でも多くの人に見てもらって、何かを感じてもらいたいと思っています。なので、僕はこの絵を描き続けたいと思います。
(個展の予定は今の所ありませんが、またお話があればお知らせさせて頂きます。どこか飾ってもらえるカフェとかあって、そこに行けば見られるとかあるといいのですが←募集中)
毎回、キャンバスにジェッソを下塗りして数日乾かして、ベースとなる下絵をキャンバスサイズに合わせてトレースして、
色を少しずつ重ねていく。