先日、旅番組の撮影でマケドニアに行ったときのコト。

最近はスマホでメールやLINEや情報収集など、海外でも日本にいる時のようにネットが使えるので便利です。
海外に行くときはWIFIルーター(sim free)を持って行って、現地でデータ通信が出来るプリペイドSIMを買って使っています。
いつも使っているスマホも海外で一日2~3000円でデータ定額を使えるので便利ですが、3日以上滞在するときは現地の携帯会社のSIMを買った方がお得なのでそうしています。
WIFIルーターなので手持ちのスマホやタブレット、ノートパソコンも同時に繋げて使えるし、一緒にいるスタッフも使えるので便利です。

で、マケドニアについて早速、現地の携帯会社に買いに行きました。聞いてみるとデータ通信2ギガ使えて1ヶ月で300円、安い!これを買うことにしました。

レジでSIMを登録するので身分証明書を、と言われたのでパスポートを。レジのお姉さんが手続きをしていると、その手が止まり、「このパスポートはにせ物ですね」と言いました。
「えええーーー」と温度低めにリアクションすると、お姉さんはパスポートの生年月日をさして「1969年生まれって・・・」
しばらく何を言っているのか分かりませんでしたが、なるほど、確かに東洋人は若く見える、3年前に仕事でニューヨークに行ったときにバーに行ったら僕だけ年齢確認のIDの提示を求められた、連ドラデビューは23歳の時で高校生の役だった・・・「じゃあ逆に、何歳くらいに見えますう?」なんてフレンドリートークもできそうにない雰囲気だ。

他のページも凝視している、「これ、写真見て下さい、僕です」と写真のページを見せたけど、「ノー」と疑いの目。「だってあなた、1970年生まれくらいに見えるわ」なんて小粋なジョークでも言ってくれればいいんですが、そういう感じでもなさそうだ。
にせパスポートではない、なんとか証明することは出来ないか、よく考えると海外でパスポート以上に信頼できる身分証明書って無いぞ? え、それがにせ物と言われたら・・・・・もう煮るなり焼くなり・・いや諦めちゃ行けない、諦めるな俺!フレーフレー俺!
そうだ、レジにパソコンがあるから、それで僕のホームページを見れば生年月日が書いてある、Twitterを見ればIDがtanabe1969なのでそれで分かって貰えないか、しかしパスポートを偽造するヤツはホームページくらい簡単に作るだろう、僕だったら作るっ!(だめでしょ)

と、考えていると、お姉さんは疑いの目をしながらもあっさりとSIMの登録をし、作業は終わりました。ものの3分くらいだったんですが、長い時間に感じました。
まあ、よく考えると後ろめたいことはないし、こういうのも海外の良い思い出です。