医療的ケア児支援の全国首長ネットワーク結成へ | 田辺かずきのブログ

医療的ケア児支援の全国首長ネットワーク結成へ

医療的ケア児支援の全国首長ネットワークを結成します。

岐阜県飛騨市の都竹淳也市長の力強いリーダーシップのもと、私も発起人の一人となります。11月の結成をめざしています。読売新聞が12日付夕刊で報道。

 



医療技術の進展で日常的に医療的ケアが必要な子どもの数は増加傾向にあり、子どもと家族を取り巻く課題の解決に向けて、私は県議時代から積極的に取り組んできました。2017年9月には県立特別支援学校への高度なケアに対応できる看護師の配置を提案し、実現しています。

 

 

現在、市長としても市立小中学校や保育所などで確実に対応できるよう看護師を配置する体制を整備。さらに、市町村を越えて広域的に対応すべき課題もあることから、地元の吉田健一朗県議と連携し、県と市町村、関係する福祉事業者の皆さんなどとの新たな仕組みをつくる検討を始めています。

医療的ケア児の支援の充実を図るためには、医療や福祉だけでなく、教育、官民の連携など様々な主体をつなげ、人材や財源の確保、体制構築をはじめ多くの課題に取り組む必要があります。そして、重要なのは自治体のトップの理解と決断です。

こうした中、都竹市長の発意で、全国ネットワークを結成する運びとなりました。私も最も初期の段階から関係できることとなり、都竹市長に感謝申し上げます。先輩首長の皆さんのご指導もいただきながら、しっかり取り組んでいきます。

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自治体DXをテーマに講演します。

最新のテクノロジーをどんどん社会実装していきたい。持続可能なまちづくりをめざすEXPO「地域×Tech九州」が5月18、19両日、初めて開催されます。

 



古賀市は今年度、デジタル庁が主導する「アナログ規制見直し」に取り組むモデル自治体になりました。これに先立ち、デジタル田園都市国家構想に連動したAIオンデマンドバス導入、天然温泉とテレワークなど新たな働き方を掛け算した新ビジネス拠点「快生館」の展開、公民連携によるDX×GX推進、大学との仮名加工情報活用、量子コンピュータやAI(人工知能)など先端テクノロジーを活用したデータ活用などにも乗り出しています。こうしたことを分かりやすくお伝えしていきたいですね。

「地域×Tech九州」の詳細はこちらから!

 

 

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古賀市立3中学校の入学式が12日に行われました。新入生の皆さん、保護者の皆さん、おめでとうございます!

 

 

私は母校の古賀中学校へ。在校生の歓迎の言葉、新入生の誓いの言葉、いずれも素晴らしかったですね。なお、古賀市はコロナ禍を経て、教育委員会告辞と来賓祝辞は文書で配布しています。私の祝辞は以下になります。

 

新入生の皆さん、保護者の皆様

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

今日から皆さんは、中学校の一員となりました。緊張の中にも喜びと期待でいっぱいのことと思います。これから始まる中学校生活は、学業、スポーツや文化に打ち込む部活動、学校行事、生徒会活動などに励むことを通して、かけがえのない仲間との友情を育み、ともに学びながら、「自分の夢」を探して欲しいと思います。

小学校生活では、新型コロナウイルス感染症拡大により、制約された活動となり大変だったと思います。それでも、その厳しさの中で、何ができるのか、考え、行動し、乗り越えてきてくれました。そこには大きな学びがあり、仲間との絆も生まれたのではないでしょうか。その経験を大切にして、中学校生活にもつないでいってください。

そして、中学校では、社会で生きていくうえでの基礎を固めていきましょう。最も大切なのは、他者への優しさ、思いやり、共に歩んでいくという心です。常に、この「根っこ」を忘れないこと、見失わないこと。学校生活の中で意識して過ごしてほしいと思います。今、ロシアによるウクライナ侵略にみられるように世界は極めて不安定な状況にありますが、「根っこ」を大切にすれば、平和な社会につながると、私は信じています。

古賀市は、皆さんのことをいつも応援し、見守っています。

保護者の皆様に申し上げます。本日はお子様のご入学おめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。

新しい環境での学びが始まるとともに、心身の成長や多感な時期を迎え、喜びや心配事もあろうかと思いますが、保護者の皆様におかれましては、お子様の悩みや喜びを共有しながら温かく見守って頂きたいと思います。

古賀市は、お子様の目標や願いが実現されるよう、「ひと育つ、こが育つ」を掲げ、引き続き、チルドレンファーストを徹底し、お子様の育ちと学びを支えてまいります。教育委員会ともに、小・中学校全学年での原則三十五人以下学級をはじめ多様な人的配置など教育環境の整備を推進してまいります。

結びに、校長先生をはじめ諸先生方が、新入生の目標の実現に向けて、一丸となって、生徒を大切にし、その個性を伸ばしていただきますようお願いするとともに、本校のますますの発展を祈念いたします。

令和五年四月十二日
古賀市長 田辺 一城