古賀市のチルドレンファースト発信―オンライン講演 | 田辺かずきのブログ

古賀市のチルドレンファースト発信―オンライン講演

「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワークのオンライン情報交換会が2日開催され、講演の機会をいただきました。新型コロナウイルス対策で、古賀市が「チルドレンファースト」の理念のもとに取り組んできた施策とその背景を説明しました。

 

 

全国から子どもを取り巻く課題の現場で活動する市民の皆さん、学識経験者、国政や地方政治の議員や関係者の皆さんなど200人以上が参加。多くのご意見や反応をいただき、感謝します。

 

 

まず、現実に経済的困窮状態にある子どもを支えることはもちろん、全ての子どもが生きやすくなる施策を講じることが、子どもの貧困対策として重要との私の考えを申し上げました。

 

 

そのうえで、私からは有事における現場主義に基づいたスピード感ある対応の必要性と、それを実現させる際に乗り越えるべき課題も含め申し上げました。今回の有事は、国からの財政措置を待っていては現場の窮状が深まるばかり。これを待たずに、限定的ながらも把握しうる状況の中で「その時点で最善の判断」と考えられることを首長の覚悟と責任で決めていくことが大切と実感しており、このことも申し上げました。

 

お話ししたポイントをまとめると以下。

 

①有事も平時も、まず「子ども」

②特に「経済的困窮」に焦点

③「木を見て森を見る」大切さ

④「異例」に弱い行政を説得

⑤「スピード感」ある決断と実行

⑥職員の「感性」を大切に

 

 

こうした機会をいただいた「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワークの皆さんに感謝を申し上げます。また、ともに講演させていただいた東京都豊島区の取り組みも、私にとって学びになりました。ありがとうございました。

 

これからも様々な状況にある子どもやご家庭を支え、誰もが生きやすいまちづくりを一歩一歩進めていきますので、皆さんのご指導のほどよろしくお願いします。

 

   ◇

 

古賀市内の3中学校と2高校の吹奏楽部の演奏会「School Brass band Festival in Koga」が8月1日、リーパスプラザこが大ホールで開催されました。

 

 

新型コロナウイルスの影響で部活動の大会が中止となる中、3年生にとっては「集大成の場」となりました。この3年間の成長を自信につなげ、これからの人生に生かしてほしいと思います。

 

会場は感染拡大防止策を徹底しました。関係者のみが入場可能とし、1校終わるごとに文化協会の皆さんのお力で長時間の換気と消毒が行われました。

 

古賀市はチルドレンファーストを掲げ、子どもを大切にするまちづくりを進めています。芸術文化が暮らしに息づくことで、私たち一人一人の人生と地域全体が豊かになります。厳しい状況の中で開かれた今回の演奏会で、「まちの未来」の可能性が確実に広がりました。主催してくださった古賀市文化協会の皆さんに心から感謝いたします。

 

   ◇

 

新型コロナウイルスの影響で市民生活全般における対策が求められ続けており、現在、これまでの半年余りで行ってきたことを踏まえ、全庁を挙げてさらなる対策の検討を集中的に進めています。様々な場面における感染拡大防止策が全てのベース。そのうえで今後のまちづくりにつなげる取り組みも推進する予定です。これまで同様、決定次第、順次ご報告していきます。

 

   ◇

 

福高、優勝!おめでとう!

 

福岡地区高校野球大会の3日の決勝戦。優勝の瞬間はもちろん、ドームに流れる母校・福岡高校の校歌に感動。本日最後の会議の後、終盤しか見られませんでしたが、スコアを見るだけでも緊張感あふれる素晴らしい試合だったことが分かります。福大大濠の皆さんもお疲れ様でした。高校時代の経験は必ずこれからの人生につながります。皆さん、これからも頑張ってください!

 

 

なお、J:COM「ど・ろーかる」のおかげで携帯から観戦できました。感謝!