中国・江蘇省との交流 | 田辺かずきのブログ

中国・江蘇省との交流

福岡県は2011年3月、中国・江蘇省と「環境保護友好交流協力協定」を締結しました。


県によると、江蘇省の環境保全と福岡県内の環境産業の振興を目指すもので、江蘇省が日本の自治体と環境協力に関する協定を結ぶのは初めて。県として海外自治体との環境協定締結は、ベトナム・ハノイ市に次いで2例目。


協定書を見ると、①人材交流②技術交流③産業交流―を促進することが柱です。県は2006年度から「国際環境人材育成事業」を実施し、毎年、江蘇省の環境関連行政官4人(11年度は5人)を県に招いて研修するなど、「(福岡県が)蓄積した公害克服の経験や技術、ノウハウなどを踏まえて、江蘇省の環境保護に向けた具体的な協力」(江口勝・環境部長)を続けています。


県環境政策課のまとめでは、06年度以降、環境分野の人材育成のために県が海外から受け入れた人数は84人。そのうち過半数の43人が中国で、その6割の25人を江蘇省が占めます。


背景には、「江蘇省の経済発展は中国で最も著しく、同時に環境保護の責務も非常に重たい」(陳蒙蒙・江蘇省環境保護庁長)という、急成長を遂げる経済の諸課題に取り組まなければならないという中国側の自己認識もあります。


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1992年、福岡県は江蘇省と友好提携の協定を結びました。以来、環境はもちろん、経済、観光、文化・学術、青少年などの分野で交流を進めています。南京市の中山陵(革命家・孫文の陵墓)のふもとには、96年2月に開園した「江蘇・福岡友好桜花園」があります。


今年は友好交流20周年。この節目を迎え、2月8~9日、小川洋知事が江蘇省の省都・南京市を訪問しました。


私も12日夕、上海を経由し、南京に入りました。所属会派のメンバーとともに14日まで滞在し、江蘇省人民代表大会や人民政府の表敬訪問、日中戦争中の「南京事件」の紀念館などを訪ねます。



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