高齢者の移動手段を/原発・エネルギー・農政 | 田辺かずきのブログ

高齢者の移動手段を/原発・エネルギー・農政

本日昼、地元・古賀市の千鳥南区で開かれている住民の皆さんのお食事会「ちひろの会」に参加させていただきました。


高齢者の皆さんを中心に、同じご飯を食べながら語らう場です。これまでも何度かおじゃまして意見交換をさせていただいています。


高齢化が進む中、住民の中には買い物をはじめとする移動の不安が募っています。路線バスが縮小し、地域を回るコミュニティバスの運行が難しいとされる中、新たな発想も必要になっています。


例えば、古賀では花鶴3丁目区の福祉会が先進的な取り組みを実施。住民の皆さんが手弁当で、高齢者の方を乗せて車を走らせ、買い物ができる場所まで連れていくものです。こういった住民主導の取り組みに対し、政治・行政は「ボランティアで動いてくれてありがとう」で済ませるのではなく、ガソリン代(例えば1キロ20円)を補助するといった、小さなことでもまずは発想を出し合い、対策を検討していくことが求められます。


また、福岡県の原子力防災の現状についても質問があり、▽九州電力と安全協定を結ぶ際は(鳥取県と中国電力の先例にならい)「立地県並み」の内容にすべきだと知事に求めていること(参考:1月19日付ブログ )▽福島第1原発事故以降、会派として、固定型の放射能測定装置「モニタリングポスト」や、持ち運びできる測定機器「サーベイメータ」の増設・配備を知事に求め続け、実現してきたこと――などを報告しました。


このほか、議会の実態については、正直言って目覚ましい改革まではいきついていないものの、私が「傍聴者の意見箱設置」を提案したこと(議会運営員会で検討中、11月25日付ブログ )や、個人として政務調査費をどういう理念のもとに使っているか――などについて述べました。


皆さんと話をさせていただくことで、現状を再認識するとともに、自分の発想のヒントになっているといつも実感します。サークル・団体活動から、ご近所の皆さんとのお茶会でもかまいませんので、お呼びいただければ「出張・対話集会」に参ります。


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原子力防災に関し、県からサーベイメータの配備場所の報告を受けました。配備は26台。玄海原発(佐賀県玄海町)を中心に、30キロ圏の糸島市は市役所等に計5台を集中。そのうえで、90~100キロ圏の北九州や京築地域も含め、県内各所の県有施設に配備しています。古賀市近辺では、福津市の県消防学校、粕屋町の県計量測定検定所に配備。なお、モニタリングポストについては、先日視察した太宰府市の県保健環境研究所(2月8日付ブログ )のほか、福岡市、北九州市、糸島市、飯塚市、久留米市、行橋市に計6台追加配備。


午後、県庁・県議会へ。再生可能エネルギーや農林水産業を担当する職員の皆さんと意見交換。特に、農林水産省がこの国会に提出する予定の「農山漁村における再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する法律案(仮称)」の内容に関して。市町村が耕作放棄地を集約・活用して、太陽光発電施設などの設置エリアにすることを促すため、農地法や森林法などの手続きを簡素化するもの。果たして実効性はあるのか。


また、県が2月議会に提案する予定の「県農業・農村振興基本計画(案)」についての説明も受けました。農業の安定経営と持続的発展を図るためには、知恵を出し合わないといけません。


さらに、地元の国道・県道・市道に関し、対話集会などの場でいただいた要望を整理しています。現場写真を撮影、地図とともに添付した要望書を作成。一部は既に渡しています。対話集会でいただいた意見・要望は、こういった形に加え、委員会での審議の場、古賀市幹部や市議さんとの意見交換などを通じ、確実に伝えています。


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夜は福岡市内の党県連で、青年・国民運動委員会の会議。住民と政治の距離を近づけていくための活動について、国会議員、県議、市議で、様々な立場から互いの意見を交換しました。




がんばろう日本

ささえよう東日本

伝えよう古賀の心