私の代わりに
名フィル定期演奏会を聴いてきてくれたHちゃんから、すぐにメッセージが入りました。




曲目解説です🎶
オケも素晴らしく、7列目からは指揮者と奏者の緊張感や息遣いがリアルに感じられました!








①ヒグドン《ブルー・カテドラル》について
...「ブルー」は空の色、限りない可能性、作曲者の弟のミドルネームでもある。「カテドラル」は大聖堂、教会と訳されるが、特定の宗教というわけではない。思索や成長、精神表現の場、この世と天界とを往来する扉のようなもの。彼女が想像するのは"ガラスでできた天空の教会"である。透明度の高い音色のグロッケンシュピール、チェレスタ、トライアングルの響きから始まり、これから始まる物語に胸が高鳴りました。雄大な旋律は鳥になって大空を飛んでいるような心地よさでした。作者ヒグドンと弟アンディーの対話がフルートとクラリネットで表現されていたり、作者が人生で出会った人々を表現している様々な楽器の独奏による楽想の出現、弟の喪失、そして悲しみからの脱却。最後に再び2人の対話が奏された時少し涙が出そうになりした。とてもドラマチックな作品でした。プリペアドピアノ、中国発祥の楽器である健身球(オーケストラ奏者が手に持ち揺らしながら奏でる)が神秘的な空間を生み出していました。


③酒井健治《ピアノ協奏曲『キューブ』》について...コンサート前、15分間のインタビュー形式でのトークがありました。2018年に書かれた後、コロナ禍により発表が遅れ今年初演となり、その間に幾度も改訂を重ねたそうです。
楽章のタイトルも3楽章「Xfade」から「Capriccio」に、「Finale」が「Cube」になり、コロナ禍中に完成されたというこで、「C」から始まる(言葉遊び的な)副題にしたそう。酒井さんは数理にとても関心を持っており、今回の曲はキュビズムからの引用、そしてある立方体が空間で激しくアングルを変えたりゆっくり動く「仮想物理空間(現実では起こり得ない空想の現象)」を表現しているそう。物理的空間を人間的な表現にできないかと模索し、揺れを数式で表したりリズムを発展させるフェードイン、フェードアウトのような映画的手法を取り入れたのだといいます。
1楽章...カスケード(滝のように落ちる音型の連なり。)
2楽章...コラール(摩訶不思議な響きなのに、心地のよいコラール。)
3楽章...カプリッチョ(対象の図形を表現。)
4楽章...キューブ(爆発的な盛り上がりを見せたフィナーレ。)



⑥アンコール曲:ブラームス:7つの幻想曲 作品116より第3曲「カプリッチョ」ト短調
...舞台上に現れたゴリーニさん。英語でタイトルを告げ颯爽と演奏していかれました。
『キューブ』の第3楽章と同じ「Capriccio」を選曲するなんて、素晴らしいセンスです🎶

奏者、オケ、プログラム、ホール、どれを取っても大変素晴らしい公演でした!!ありがとうございます😊

以上
丁寧なレポートをしてくれました。

昨年、23歳でソロリサイタルをしたHちゃん、さすがに素晴らしいレポートです~🎵
演奏が聴こえてきそうな✨✨

大学院を修了して、これから留学をする彼女に聴いてもらえて本当に良かった❤️🧡と思っております。

彼女に聴いてもらうご縁だったのですね🎵💞

これからの貴方の音楽人生が素晴らしいものでありますように応援しています🍀💞


Gadjievさん推薦のゴリーニさん
Gadjievさんのお友達で、理系卒で勉強家。Gadjievさんと同じで納得できますね。

🇮🇹イタリア在住の方がTwitterにあげて下さったゴリーニさんの紹介YouTubeです。


その方は、日本での評判をSNSで見て、高評価なので
🇮🇹イタリア、ペーザロのゴリーニ氏のデビュー公演のチケット購入したそうですよ~🎵

こうやって繋がって、広がっていくんですね~🧡

             🌸🌸🌸🌸🌸

♡♡♡Alex&Gorini♡♡♡Thank you


☆Schumann:Piano Concerto Op.134
今回初めて知りました。
❬赤とんぼ❭のフレーズが何度も出てきます。
素敵な曲を知りました。



(Nelson Freire演奏)