大好きなリトル・マーメイド!
小さい頃にずっと観ていた作品です。
人魚姫になりたくてスイミングスクールに通ってた、少し頭の弱い子だった私
ここからは原作至上主義派のDヲタの戯言です(笑)
若い人は知らないと思いますが、昔々はレーザーディスクといって、大きなBlu-rayみたいなやつがありまして。
実は、父親がこだわって集めたディズニーアニメのレーザーディスクが実家に大量にあります。
(このおかげで私と妹は原作至上主義派となった。妹は過激派で怖いくらいです)
リトル・マーメイドが好きすぎて想い入れが強すぎて父から譲ってもらっていました。
先日Blu-rayに移してもらえるお店を見つけ、行ってきました
今はレーザーディスク自体再生することができる機械が、実家には無くて。
生産も終了してるのかな?
20年以上ぶりに見ました。
昔の映像だからすこし粗くて仄暗くて、でもそれが海の底のアリエル達の世界を覗き見させてもらってるみたいで、好きでした
あと昔のアメリカアニメ!って感じの絵柄が好き。
最近のディズニーはただただ可愛いお姫様なんですが、(ラプンツェルとかアナ雪とかめちゃめちゃ可愛いよね)アリエルは結構ブサイクな表情も多くて…それがまた可愛い
今市場に出回ってるのは1998年以降の作品で、歌詞が違います。
パート・オブ・ユア・ワールドの歌詞だと
旧歌詞は
【ご覧なさい、素敵でしょ】
新歌詞は
【良く見て、素敵ね】
と全く異なります。
私は旧歌詞で育ったので、旧歌詞派です。
昔ながらの控えめな言葉遣いが大好き。
元気でお転婆なアリエルは、新歌詞も合ってるとは思うのですが、そんなアリエルが控えめな想いを持っているとか、素敵じゃないですか?
やっぱりお姫様なんだなぁと
あと、新旧でアリエルの想いすら変わってると私は思いました。
新歌詞はきっと陸に行く!って強い気持ちを持っている。
でも旧歌詞は行きたいけど行けない…って諦め半分なんですよ。
でも、エリックと出会って初めて陸に行くんだ!って変わる。
(必ず貴方のお傍にって、リプライズで初めて意志を表明するアリエル…可愛い。いままでは、ただの願望でしか無かったのに。)
【おひさまキラキラ、花は良い香りがするあの陸の世界】
【火が燃えるってなんのこと?誰かを好きだと燃えるって面白いわ】
海の中に住むアリエルは、香りや火を知識でしか知らないんだと、歌で気付くんですよね。
「燃えるような恋」と言う比喩も、アリエルには分からない。
陸と海が遠く隔絶されているのだと、歌詞で分かる。
意訳し過ぎて直されてしまったようだけど、日本語の美しさや、アリエルの想いをきちんと理解した上での訳なので、そのままであって欲しかったな。
キス・ザ・ガールとかも性暴力を増長させるなんて言われてしまったみたいですが。
当時の価値観が現代に合わなくなってしまったとしても、実際にそれがその時代の価値観なんだから別に良いのでは?とも思う。
ただ、長年時代を超えて愛される作品なので仕方ないのかなー。さみしいけどね。
新歌詞のblu-ray(初回限定版)も勿論持っているんだけど、特典以外観る気にならなかったので、これからはどんどん旧歌詞版を見ようと思います
今思えば、歌詞が変わっていると気づいた私(当時高校生くらい)の絶望はやばかった。若い私にとっては、この世の終わりだった。
だから今更劇団四季でアリエルの髪が逆立っていようとも、実写で黒人ドレッドヘアのアリエルが出てこようと受け入れられちゃうんでしょうね