池袋駅で痛みと張りを解消するなら、脱力集中整体の田中孝祥です。
前回は作業用の椅子にヘッドレストは必要かという話をしました。
作業用としてはヘッドレストは要りませんが、邪魔にはならないのであっても良いレベルです。
今回は椅子の座り方、浅く座ったほうが良いのか、それとも深く腰掛けたほうが良いのか解説します。

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◆ 椅子に浅く腰掛ける、深く腰掛けるとは?
椅子の座面に対して、前方に浅く腰掛けるのか、それとも背もたれくらい深く腰掛けるほうが良いのか、どちらが腰に良いのか議論されることがあります。
・浅く腰掛ける
椅子の前方に座り、大腿の一部だけが座面に接触している状態
・深く腰掛ける
椅子の奥まで腰を入れ、大腿後面全体がしっかり座面に支えられている状態
どちらも一見「座っている」だけですが、骨盤の動きや大腿の状態に違いがあります。
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◆ 浅く腰掛けるとどうなる?
浅く腰掛けると太ももが邪魔にならず、股関節が前傾しやすくなり良い姿勢が保てます。
そのぶん支持面が小さいため、筋肉の負担は大きくなります。
➡️ 背すじを伸ばしやすく、体を起こして仕事に集中しやすい
➡️ 腰や背中の筋肉が疲労しやすく、長時間には向かない
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◆ 深く腰掛けるとどうなる?
深く腰掛けると太もものぶん骨盤は後傾し、腹圧は使いにくくなります。
しかし支持面が広くなり背もたれも活用しやすくなり、筋肉の負担は減らせます。
➡️ 背すじは丸まりやすく、リラックスしがち
➡️ 筋肉への負担が少ないので、長時間の作業には向いている
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◆ どちらが良い?浅掛けと深掛けの使い分け
浅く腰掛けると良い姿勢となり、深く腰掛けると悪い姿勢だが疲労が少ないのが特徴です。
そのため、「浅掛け=短時間集中」「深掛け=長時間安定」が向いています。
浅く座ると、骨盤前傾しやすく、短時間のタスクや思考に没頭しやすくなります。
深く座ると、背もたれを活かして体を預けることで、疲労や腰痛リスクを軽減できます。
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◆ 背もたれ(ランバーサポート)を活用するのが重要
浅掛け・深掛けにかかわらず、背もたれやランバーサポートを使うことがコツになります。
特に深掛けでは、腰の隙間を埋めて骨盤を立てるように調整すると、後傾しすぎを防げます。
浅掛けの場合も、クッションを工夫して背もたれを近づけることでサポート性を高められます。
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◆ まとめ
今回は椅子の座り方について、浅く座るのが良いのか、深く腰掛けるのが良いのか、特性とあわせて解説しました。
浅く腰掛けると良い姿勢となり、深く腰掛けると悪い姿勢だが疲労が少なくなります。
そのため、「浅掛け=短時間集中」「深掛け=長時間安定」が向いています。
同時に、骨盤の後ろのランバーサポートが重要になってくるので、あわせて活用できるようにしてみてくださいね。
脱力集中整体