実は、2019年のスリランカテロ以前
旅友2人と「シーギリヤロックに行きたいね」と語り合っていました。
その後テロが起き、コロナ禍になり
結局、旅友と行く事は叶いませんでしたが
今回、思い切ってひとり旅で訪れた次第です。
NOBUBUにとっては、数年間憧れ続けたシーギリヤロック。
感動もひとしおですが、ゆっくり浸るのは後程にして
観光客で混む前に、約1時間かけてガイドさんと共に登ります。
階段を登り始めると
アーユボワンと言ってくれているかのような
手のひらを合わせた形の岩がありました。
歓迎されていると信じ、手の間をくぐり登っていきます。
シーギリヤロックは、火道内のマグマが硬化して出来た岩頸で
形状は楕円柱、標高約370m。
シンハラ王朝5世紀ダートゥセーナ王の息子カッサパ1世は
軍司令官の支援を得てクーデターを起こし、父親を殺害し王権を奪取(477年)
しかし、弟のモッガラーナ1世に王位を奪還されることを恐れ
首都アヌラーダプラを離れより安全なシーギリヤへ遷都。
即位から7年後にはシーギリヤロックの頂上に王宮が完成する(484年)
一方、兄カッサパからの攻撃を逃れるために
南インドに亡命していた弟のモッガラーナは
軍隊を引き連れ兄に戦いを仕掛ける。
当初優勢だった兄カッサパは劣勢に転じ
観念したカッサパ王は喉を切り自害(495年)シーギリヤは陥落する。
華麗なるシーギリヤ宮殿は僅か11年で終わりを告げる。
(Wikiより抜粋)
ガイドさんの説明によると
カッサパは、父親を殺めた自責の念に駆られ
父親を弔うために宮殿を造ったとも伝えられているそうです。
入場する際貰えるパンフレットには
シーギリヤシェルターと書かれていたので
カッサパは、弟の攻撃を恐れ、身を隠していたのですね...
階段は夜でも光るような石が使われている箇所もあり
幅が狭いので、転ばないように慎重に登っていきます。
短い命だった空中宮殿ですが、登山者はアーユボワン(長生き)せねば。
LION'S PAWライオンの足がありました。大昔は頭もあったとの事。
整備されているけれど...結構急な階段
ちなみに、シーギリヤとはシンハラ語でライオンという意味らしいです。
シーギリヤロックは別名ライオン岩と言われています。
ライオンの足は、まさしくシーギリヤ宮殿の玄関口ですね。
ガイドさんに「荷物はなるべく軽くしてね、財布と水くらいでいいからね」
と言われたのが痛い程判りました。
登りは階段を見ながら、岩肌を見つつ夢中で登ったので
あまり怖くはなかったです。
恐怖と言えば...
頂上に繋がる絶壁にスズメバチのでっかい巣がかなりの数あった事。
実際に刺されて、命を落としている人もいるそうです。
こんな高い所で刺されたら...病院まで、間に合わない
(山を降りるのに1時間)
ガイドさんが「話さず静かに登ってね」と
今日、暗めの服着てきたけれど、大丈夫かなぁぁぁぁ
びくびくして階段を踏み外しそうになりながらも、声を押し殺し
1200段、なんとか登り切りました
頂上は平坦になっていて、多くの方が
ほっとしている様子で景色を眺めていました。
レンガ色が落ち着きますね。
先ほど歩いて来た遊歩道が小さく見えます。
雛壇みたいな造りがとっても素敵。
王様の宮殿にいることを想像しながら、景色を眺めていると
ガイドさんが...
「王様は、可愛い女性がいると、自分の元に連れてきて
天然のプール↓で泳いでいる姿や
踊り場↓で美女が踊る姿を
この玉座に座って眺めていたんですよ~」と
美女の総数は、な、なんと500人!!!
「はぁ~?どんだけ~」蜂に刺されたかのような衝撃度。
エロイヤルファミリーか...................
王様の趣味とシェルターを兼ねて建てた宮殿での11年間は
まさしく夢幻の如くだったようですね。
to be continued...