復路の飛行機までの数時間、どこに行こうかな
と悩みました。
鹿児島空港の近くには「西郷公園」と「チェコ村」があります。
なぜこんな所にチェコ村がという好奇心に駆り立てられ
結局 チェコ村 へと・・・・
大蔵省で、技師をしていた河内源一郎氏が、50歳で官職を辞職し
この地で麹菌の製造販売を創業し、泡盛黒麹菌、黄麹、白麹の分離に成功したそうです。
その関連会社が運営するのが、麹とチェコと焼酎のテーマパーク「バレルバレー」
その一画がチェコ村 http://praha-gen.com/page-926/
チェコ人シェフによる、本格的なチェコ料理を楽しめるレストランもありましたが
時間の都合で・・泣く泣く諦めました。
霧島高原ビールは意地でもゲット
娘へのお土産です
少し歩いていると敷地の中に・・・・
「十三塚原特別特攻体慰霊碑」
息子の操縦士の修業式に参加するため、鹿児島を訪れたNOBUBUにとっては
若くして犠牲になった多くの隊員さん、親御さん、ご遺族の事を考えると
胸が張り裂けそうでした。
この場所へ呼ばれたかのように来られた事に、心から感謝して
彼らの鎮魂と、どうか平和でありますようにと・・・祈りました。
一生の記念となる、息子の修業式参加のための今回の旅。
いよいよ、鹿児島ともお別れです。
が、しかし・・・・
飛行機が飛び立つ間際に、急病のお客様が出てしまい
滑走路から、ターミナルを回って乗車口まで戻り、その人を降ろした後
再離陸態勢というハプニングがあり、飛行機は一時間遅れでなんとか離陸。
当初は「乗る前になんとかならなかったのか」なんて・・・
優しくない事を考えてしまいましたが、離陸して、しばらくして
窓の外を眺めた時
1時間のロスは、この景色で帳消しになりました。
あの夕陽の向こうに、隊員さん達の魂があるのかもしれないと感じた瞬間でした。
飛行機が遅れたのも・・・
飛び立ちたくなかった彼らの想いによるものかもしれませんね。
色々な事を感じ得た今回の旅。本当に本当にありがとう。