物語の舞台は、北欧スウェーデン。
「あ、近所にもこういう頑固おじさんいる」と頷きたくなる主人公。
ストーリー展開が自然で、描写も美しく、混乱もなく
主人公の生い立ち、ご近所さんが疎む存在になってしまった過程が
ゆっくりと小説を読むように判ってきます。
若き日の喧騒が終わり、人生の後半を歩む主人公を見ると
決して他人ごとではないと感じ”ひとりぼっち”っていう鎧を纏う事って幸せなのかな・・・って想えました。
主人公の車種に対する確固たるこだわりも、もはや微笑ましく、どこかで見たような
ちょっぴり日本の町内会にあるある感覚も、北欧ならではかもしれません。
いつまでも賑やかではいられない。GWが終了する頃に見るのもタイムリー。
人生前半の人も後半の人も、色々と感じられるお話なのではないでしょうか
良い映画って、こういうのだって思えるお話です。超オススメです。