最近は共働きでペアローンを利用する方が増えています。
特に高額なタワーマンションなどはその傾向が多いようです。
ペアローンで問題となるのが、夫婦のどちらかが亡くなった場合、
団体信用生命保険が亡くなった方の分しか保証されないことでした。
例えば夫が先に亡くなった場合、妻のローンは団信の対象外なので、
妻のローン返済は続きます。
そこで第一生命保険は、夫婦の債務額を合算して保証する
団体信用生命保険を7月から提供すると日経新聞で発表されていました。
加入については、この団信が取り扱いできる銀行などに限られますが、
ペアローンをこれから借りる予定のある方は、7月以降のほうが
いいと思います。
また、連帯債務型の住宅ローンについても、三井住友銀行は従来より
クロスサポート(連生団信)に加入すれば金利は0.18%上昇しますが、
夫婦ともに団信に加入できる制度もあります。夫婦だけでなく、親子でも
利用可能です。
連帯債務型であれば、1本の住宅ローンになりますので、諸費用も1本分の
負担で借りられます。ペアローンは2本の住宅ローンになりますので、
諸費用は2本分かかります。
また、連帯保証型とは違い、連帯債務型は住宅ローン控除も夫婦ともに
持ち分に応じて利用できます。
収入合算などを利用して住宅ローンを利用する場合は、団信の内容や住宅ローン控除も
利用可能かどうかなど金利以外にもチェックすべき項目があるので、注意してください。
よくわからない場合は、アドバイスしますので、お気軽に相談してください。