風呂無しアパートが人気 | 池田で働く不動産屋の日記

池田で働く不動産屋の日記

創業昭和24年の不動産屋3代目として「創業守成」を実感しながら、仕事をしている日々の出来事を綴っています。
また、2010年に社団法人池田青年会議所第48代理事長を務め、生まれ育ったまち「池田市」に愛着を持ち、地域社会貢献活動も積極的に行っています。

 

昨日の日経新聞夕刊の記事です。

昭和ノスタルジーなのでしょうか。都内では家賃が安いということもあり

和式トイレ、風呂無し、洗面所共同などの古いアパートに入居を希望する

若者が増えております。

 

近くに銭湯やスポーツジムがあり、風呂には困らないようです。

家賃に銭湯の回数券をつけて月額6万円程度で都内に住めて、

自転車通勤する若者に需要があるようです。

 

都内では風呂無し物件を専門に取り扱いする情報サイトもあり、

男性6割、女性4割の比率で20代から30代の層からの問い合わせが増えているようです。

 

池田市内では銭湯がかなり減り、今は4件しかありません。

昔は呉服町、姫室町、菅原町にもありました。

 

風呂無しアパートの入居率は高く、ほとんどが高齢者が住んでいますが、

建替えや売却に伴い、立ち退きを要請する古いアパートも増えております。

 

古いアパートは修繕費も要りますが、一定の需要はあります。

特に池田市内は新築の賃貸マンションが増えすぎており、供給飽和状態です。

いずれも家賃が高いので、限られた単身者の取り合いになっていて、新築でも

満室にはならない状態が続いております。

 

その状況を踏まえて、あえて古い物件を購入する投資家も増えていますので

弊社にも古くて安い売り収益物件を求める問い合わせが多いです。