住宅の空家問題 | 池田で働く不動産屋の日記

池田で働く不動産屋の日記

創業昭和24年の不動産屋3代目として「創業守成」を実感しながら、仕事をしている日々の出来事を綴っています。
また、2010年に社団法人池田青年会議所第48代理事長を務め、生まれ育ったまち「池田市」に愛着を持ち、地域社会貢献活動も積極的に行っています。

 

昨日の日経新聞朝刊の一面記事です。

住宅が世帯数を1000万戸上回っているという家余りに関する内容です。

 

新築戸建、新築マンション、新築賃貸マンション等をいつまでも建築しているので

当たり前のことです。

 

住宅ローン控除も新築物件だけを優遇し、相続税対策や収益物件投資で賃貸マンションを

建築するという悪循環が続く限り差は開く一方です。

 

地方よりも都心部の方が圧倒的に空家が多いので、空家問題は田舎の問題ではありません。

空家率ではなく、空家戸数で比較するとすぐに分かります。

 

建築費が高騰しても新築を建てる方が多いのは、日本特有の文化だと思います。

よく欧米の中古取引数と日本の中古取引数を比較する記事を見かけますが、

あまり意味がないと思います。

 

子供の頃から新築物件に住む機会が多い日本人は、他の国より新築志向が強いと思います。