新庄耕さんの「地面師たち」を読みました。
プロでも騙される手口の裏側を綿密な調査の元、書かれています。
大体の会社は目標数字の呪縛がありますので、焦って達成しようとすると
引っかかる可能性はあると思います。
一般消費者の方は、特にプロとの不動産に関する知識や経験の格差が大きいので
契約書の内容などで趣旨が十分に理解できないまま判を押してしまうことが
あると思います。
先日も趣旨を理解されずに締結した書面があり、当事者に内容を説明すると
そんな書類にハンコをついてしまったのかとびっくりされていました。
弁護士と大手不動産会社で作成した書類でしたが、片方になんのメリットもない
一方的な書面をつくるなと思いました。
仲介業者としては、常に注意をしながら物件を調査し、疑う目をもって
当事者と面談することが求められます。
安心、安全な不動産取引は良き担当者に出会うことから始まると思います。