【英語勉強中】純文学は「理解のために  読者の思考力を必要とする文字表現」。

 

 

おはようございます。英語を教えながら
英語の先生の先生をしています、ミツイです。

 

 

英語ライティングをシッカリと学びたい!と
希望される方には音読コース

単発で受講可能な

「米英文学を楽しむ講義」をご受講されることを

お薦めしています。
(後者に関してはお問い合わせくださいね)

 

 

 

 

理由は簡単。

 

良いライティングを書けるようになるには

良いReading Materialsに触れることが必要だからです。

 

 

良いReading Materialsの定義は人によって異なるでしょうが、
 

教育者としての立場から言うと

良いReading Materialsというのは
「読者の思考力を活性化させ、伸ばすもの
」。

 

英語講師としての立場から言うと

良いReading Materialsというのは
「Language Awarenessを高めてくれるもの」

(Language Awareness=言語に対する認識・感覚・敏感さ等)

 

 

この2つを網羅してくれているのが「純文学」なのです。

 

 

7年前から、そうした意識を高く持ち
実際に純文学に触れてくださっていたのはこちらの先生。

 

 

純文学は「理解のために

読者の思考力を必要とする文字表現」の集合体であり、

「表面上の文字」以上の世界を垣間見る経験を積んでいくと

Language Awarenessが非常に高まります。

 

 

こういう文字との付き合いをするには

Reading Materials側に「深さ」がなくてはいけません。

 

ですから、例えば実用書とかをいくら読んでも

純文学に触れることで得られる
Language Awarenessや分析能力というのは

絶対に得られないのです。

 

また、純文学のように
限られた文字から色んな事を想像・分析していくというのは

TOEICで必要となるであろう
「状況把握能力」にも通ずるものがあります。

 

 

 

以前、私の先輩コーチさんが

「目先の損得を考えて決断をするのは

本能的な感情でのみ動くサバイバル脳であり、

そこには一切の思慮深さがなく

人間ならではの思考力もない状態だ」

とお話されていましたが、英語学習も同じです。

 

目先の損得でしか考えない英語学習しかしていない人には

こういう美しい「感覚の世界」というのは

絶対に到達できません。

 

 

英語は論理的だと言われますが
当然、感覚を大事にする文化もあります。

 

英語がネイティブスピーカー並みに出来る人というのは

そういう感覚の部分も大事に味わい、育てているわけです。

 

 

何も知らずに出会った芸術作品に対して

感受性だけで受け取る楽しみ方もアリだとは思いますが、

大抵、そういう場合は「そこ」からの発展がありません。

 

時には「計算された美」を知り
自分で著者の緻密な計算を分析する楽しさも良いものです。

 

これが出来ると

その芸術作品に触れる度に、
読み手である自分の感情が積み重なっていくようになります。

まるで、読者である自分も
その文学を一緒に作り上げていくかのような感覚になるのです。

 

 

そして、教養のある英語ネイティブスピーカーは

芸術をそのように楽しむことが大好きなのです。

 

「The Da Vinci Code」が大ヒットとなったのも頷けますね。

 

 

 

 

 

テクノロジーの発達や便利な即日サービスによって

スピード感や効率化ばかりが重んじられる現代社会ですが

言語学習には近道はありません。

 

言語や言語にまつわる美しさの理解は
大事に時間をかけて慈しみ育てていくものです。

 

どんなに文字を連ねることが出来るようになっても

時間をかけて発酵していない言語力は

薄っぺらい味しかしないのです。

 

 

TOEIC満点や、その先の英語力を楽しみたいのであれば

教養のある英語を駆使できるようになりたいのであれば

ライティングや純文学を学ぶことはキーポイントになります。

 

皆さんに本当に必要な英語学習は「どんな学習なのか?」ということ、
キチンと見極め、学習に励むようにしてくださいね!

 

 

 

Happy Learning & Happy Teaching!!!!! 

 

 

 

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