【英語勉強中】ディスカッションで「自分の意見がない」となる人へ。

 

 

おはようございます。英語を教えながら
英語の先生の先生をしています、ミツイです。

 

 

先日のブログで
英語でディスカッションをする際には

ディスカッションならではのマナーを意識しながら
意見交換をしていきましょう、とお伝えしたのですが

その後、こんなご意見もお聞きしました。

 

「ディスカッションに参加しようと思うのですが

特に意見がないんです。」

 

「既出のコメントを読むと

“なるほどなぁ” とは思うのですが、それで終わっちゃうんです。」

 

意外にも(?)こういう方が多いようです。

 

 

 

私が今まで10年以上英語教育に携わってきて思うに

こう思う方は確実に「経験不足」です。 

「考えること不足」なのです。

 

例えば、私はアイディア出しが得意で

ゆえに「クリエイター気質」が強いのですが

それは生まれ持った才能とかではなく、

今までにたくさんライティング練習をしてきたから、なのです。

 

ライティングをきちんと学んだ経験がある人は

分かると思いますが

ライティングにおいて大事なのは

「アイディア出し」の部分です。

 

 

「まずはライティングの質を高めるために

右脳を使ってアイディア出し!

それからライティングの質を高めるために

(論理性を大事にするために)

左脳を使ってアイディアを整理整頓!」

 

「特にアイディア出しにはさまざまな方法があるので、

自分に合った方法を知っておくと強みになります。」

 

「アイディア出しのことを英語でBrainstormingと呼びます。

日本語に直訳すると「脳内の嵐」。
頭の中に嵐を起こして、感情や思考、記憶を刺激し、

さまざまなアイディアを出していくということですね。
 

アイディア出しは脳内にアイディアが散漫してこそ!

「質より量」を忘れずにどんなアイディアでも受け入れて、
とにかく書き出してみましょう。」

 

The Complete Guide to English Writingより。

 

 

 

アイディア出しは

(ライティング力そのものも)

実際に練習をしていかないと

「絶対に」身に付かないスキルです。

 

 

また、たくさんのアイディアが出せるだけでは

まだまだ「経験不足」で「考えること不足」。

 

 

「出したアイディアを上手にまとめられると、

散乱しているアイディアも1本の木に収まります。

 

ただ注意が必要なのは「私の主張!」

そして「サポート内容」からそれてしまうアイディアは省き、

必要なアイディアだけを使うということです。

 

時には、足りないアイディアを

後から補うことが必要となる場合もあるかもしれません。

大事なのは「今あるアイディア」だけでやりくりしようとせず、

ライティングを木の形にしていくうえで

アイディア出しは引き続きおこなっていくということです。」

 

The Complete Guide to English Writingより。

 

 

と、あるように

アイディア出しにも色々あって

最初の段階では

「とにかくアイディアを出す」ことが出来れば良いのですが

ライティングを書き進めていくうちに

出すアイディアの内容や質が問われるようになってきます。

 

ですから、ライティングにおける

「アイディア出し」というのは高度で難しくて

ライティング練習における「アイディア出し」を

徹底しておこなうと

必ず「アイディア出し」が得意になれるのです。

 

 

私は今まで、

人一倍ライティングを書いてきましたから

この「アイディア出し」が大得意なわけです。 

 

ですから

「特に意見がない。」

「 “なるほどなぁ” とは思ってもそれで終わってしまう。」

というのは

「経験不足」であり「考えること不足」なわけです。

 

 

確かに、私も

他の人の書いたコメントを読んでいても
特に書きたいコメントが思い浮かばないこともあります。

 

でも講義の場で
そのまま何もコメントを残さないでいると
良い評価がもらえないのです。

 

教授は、コメントを書く理由や書かない理由に
一切興味がありません。

書かれたコメントとその内容、
そしてその内容の論理性を始めとする「質」だけに興味があるのです。

 

ですので、It's your choice not to write anything
but then you won't be learning as much,

and you won't get graded at all.

 

なので「書きたいことが思い浮かばない!」という時でも

私は頭をひねって
それこそ1つのコメントに数時間かけようとも、
必ず何か自分の学びの爪痕を残す
のです。

 

ですから

「特に意見がない。」

「 “なるほどなぁ” とは思ってもそれで終わってしまう。」

という発想には至らないわけですね。 
そこで立ち止まらないわけですから。

 

 

 

絶対に誰でも身に付けていただけるスキルだからこそ

 

少しでも多くの英語の先生に

きちんとライティングを学んでもらい

 

少しでも多くの生徒さんに

ライティングを学ぶことで広がる自分の可能性と能力を

堪能していって欲しいと思います。

 

 

 

以前、名古屋大学で助教授をされている方が
ライティング基礎コースをご受講くださっていました。

 

英語を教えているわけではないのですが

大学一期生が必修の「基礎的な講座」を教える時に

ライティングの要素もきちんと教えられるようになりたい、とのことで

ライティング基礎コースを受講されたのです。

 

 

実はこの先生、私のライティング教材をも
すごく気に入ってくださっていて

こんな言葉をくださいました。

 

「よく科学論文の書き方という本を見ますが、
各論について述べてあることが多く、

全体像が書かれている本があまりないような気がしています。

 

こういう書き方は日本人がやってしまう間違い、
というのはあるのですが、

その一文は直せても、
論理構造がめちゃくちゃだとダメだと思うのです。

 

直子さんのwriting の本のように
簡単な例からわかりやすく本質をついており、

実際にワークできる本はあまりないような気がしています。」

 

 

本質が見えている方からのご感想は
本当に本当に励みになります…!

 

そして、この先生のように

未来ある生徒さんに携わっている方が
うしてライティングをきちんと学んでくださることは

私にとってはすごくすごく嬉しいことです!


 

英語を教えている皆さんも
ご自身にとって良いタイミングで

是非一度
シッカリとライティングを学ばれてみてくださいね!

 

 

 

 

 

 

Happy Learning & Happy Teaching!!!!! 

 

 

 

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