【おうち英語?】まず大事なこと。理想論ではありますが。
 

 

おはようございます。英語を教えながら
英語の先生の先生をしています、ミツイです。

 

先日、こんなブログを書きました。

①~③までシリーズのようになっています。

 

 

 

 

これらのブログ記事を受け、
実際におうち英語に励まれている親御さんから
嬉しいご感想をいただいたりもしました。

 

同時に、それらのご感想の中で
ちょっとしたお悩みをお聞きすることもありました。

 

例えば、
「〇〇をやろうとしているんだけど

忙しくてどうしてもできない」だとか。

 

そうした何名かの方に
共通してお伝えしておきたいことがあったので
今回はそれをブログにも書き留めておこうと思います。

 

 

それは…

 

親や教育者が子どもに対して
どんな声掛けをするかということは、子どもの人生を変える。

だから、子どもが小さいうちは
特に、親や教育者に「余裕」があることが大事。


ということ。



1980年代におこなわれた有名な児童心理学者の研究で

社会階級ごとに家庭を分け、
それぞれの家庭で子どもに対して
1)どれくらい話しかけているか
2)どんな声掛けがされているのか

ということを調べたものがあります。

そこで分かったのは
“With few exceptions, the more parents talked to their children, 
the faster the children’s vocabularies were growing 
and the higher the children’s I.Q. test scores at age 3 and later.”

ということ。
(http://www.newyorker.com/magazine/2015/01/12/talking-cure より)


また、赤ちゃんが生まれてから3歳になるまで
家庭内で会話がたくさんある家族
そうでない家族に比べて
平均3000000000個以上の単語を聞かせていることになるそうです。

家庭内で普段、親が何をしているかで
インプットの量が、ものすごく異なるわけですね。


ただ、適当に会話を聞かせればいいというわけでもなく
また、適当に赤ちゃんに話しかけていればいいというわけでもなく、
赤ちゃんの言語発達に合った声掛けをする必要があります。

 

 

こうした研究結果は珍しくないので
皆さんの中にも
こうしたお話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

 

そのくらい児童教育では有名なお話。

 

 

ですので、

「〇〇をやろうとしているんだけど

忙しくてどうしてもできない」

というようなお悩みをお持ちの親御さんは
まず普通に会話をする時間を持つことに意識を向けてください。

 

親御さんご自身に余裕がなければ

こうして基礎的な語彙力を伸ばすことさえしてあげられません。

その状態でおうち英語をやろうだとか
習いごとをさせて英語を学ばせようだとかしても

それってどうなんでしょうか? 

個々それぞれの考えがあって良いことですが
私個人としては

何よりも大事なことを見失わぬよう
(可能な限り)気を付けたうえで
お子さんの教育について考えていただきたいなと思います。
 


 

 

Happy Learning & Happy Teaching!!!!! 

 

 

 

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