【英語を教える】ボードゲームを使って英語を教える。


おはようございます。英語を教えながら
英語の先生の先生をしています、ミツイです。

 

 

皆さんは英語を教える時に
ボードゲームを利用されていますか?

 

もちろん、ガチガチの試験対策をされる授業では
必要ないかもしれませんが
生徒に「英語でのやり取り」を練習してもらいたい場合は
ボードゲームを授業に導入するのはお薦めです。

 

 

ボードゲームで遊ぶことを通して

コミュニケーションがより活発になり、

学習が楽しくなり、

協力と競争を自然に促すことが出来、

また、実際の生活での言語使用を促すことが可能となります。

 

 

英語を教える時にボードゲームを使うメリットには

◆Interactive Learning
ボードゲームをする際には
実際に言語でのやり取りが必要となる
◆Motivation Boost
ゲームに勝つために
言語でのやり取りに対して積極的になれる
◆Cultural Insights
ゲームによっては文化理解を促進してくれる

というようなことが挙げられます。

 

もちろん、もっと他のメリットもあるのではないかと思います。

 

 

 

ただ、どんなボードゲームでも良い!というわけではなく
生徒の英語レベル、クラスのサイズ(生徒数)、学習目的等を考慮し
注意しながら「どのボードゲームを使うのか」ということを
決めていかなくてはいけません。

 

 

例えば
Scrabbleというゲーム。

単語を作っていくゲームなので

語彙増強時に使えたりします。

 

オンラインで遊ぶことも可能です。

 

 

 

 

 

Tabooというゲームもあります。

これは発言禁止がされている単語を
異なる言い方で表現していくゲームなので
語彙使用と創造的な言語使用の練習となります。

 

こちらも、オンラインで遊ぶことが可能です。

 

 

 

 

 

Apples to Applesというゲームでは
名詞と形容詞を上手に行っていくことが求められるので
言語表現の増強や批判的思考の向上が期待されます。

 

 

 

 

 

Story Cubesというゲームでは

その名の通り、Story Tellingの練習が行えます。

イラストの描かれたさいころを振り、
出たイラストに基づいた要素を含んだ物語を創造していくわけです。

 

 

 

 

 

Pictionaryというゲームでは

1人の人がお題に沿ったイラストを描き、
他の人がそれをあてることになるので

自然と言語のやり取りが生まれます。

 

 

 

 

 

こんな感じで、学習目的や、その他多くの要因に合わせて

適切なボードゲームを選択していくことが必要になります。

 

 

 

また、授業導入時には
きちんと生徒の文法項目や語彙だけでなく
ゲームのルールをも教えておくことが必須です。

そして、目的を「ゲームをすること」にしないこと。
「この文法項目の口頭練習の機会にする」だとか
そうして学習目的を持ったうえで
その手法としてボードゲーム導入を採択している、ということを
忘れないことが大事です。

ゲームの後は
きちんと「何が大事だったのか」「何が出来ているべきだったのか」
ということを提示しなくてはいけません。
もちろん、事前にそれを示すことも大事。でも復習も同じくらい大事。
 

 

もし必要であれば
ゲームのルールを変更することも躊躇しないようにしましょう。

むしろ先生ご自身がゲームを作っても良いわけですし、

特に文化に関する部分には配慮を忘れず
生徒の文化や宗教を尊重した形で
ボードゲームを授業に導入していけると良いですよね。

 

 

 

皆さんが

もし、英語の授業にボードゲームを導入することで
生徒の学習効果が高まると思うのであれば
是非、参考にしてみてくださいね!

 

 

 

 

Happy Learning & Happy Teaching!!!!!
 

 


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第1回目の「英語は道具ではない」という記事はこちら
第2回目の「多様性」に関する記事は
こちら

第3回目の「自分の意見」に関する記事はこちら
第4回目の「異文化交流」に関する記事は
こちら



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