『染五郎の超訳的歌舞伎』 市川染五郎 | はじめての歌舞伎!byたむお

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  という人のための歌舞伎案内のページです。
  観劇日記や歌舞伎の情報のまとめの他に
  グルメ、国内観光、温泉情報などもあります。

市川染五郎さんと市川猿之助さんの対談。

そりゃあ、読みたい。

行ってしまう一月、逃げて行く二月、さよなら三月、そしていよいよ、
よっしゃー歌舞伎座開場の四月。

ただでさえ何かと出費がこの時期ですが、
昨日の『十八代 勘三郎』に続いて、
またもや買う予定の本を。

『染五郎の超訳的歌舞伎』 市川染五郎



染五郎の超訳的歌舞伎


「ああ、超訳的、なるほど、わかったわかった。」
 …
「えっ、超訳的って何?」

         (ノリツッコミというやつです。)













ということで、紹介動画を拝見しました。
染五郎さんの、歌舞伎紹介の本だな、とわかりました。
ふむふむ。

 …
「で、超訳的って何よ?」


目次はこんな感じです。(数字はページ番号)
 
小学館の案内ページはこちら
コピペですが、誤植は修正してあります。


『染五郎の超訳的歌舞伎』

はじめに2

一章 古典を味わい直す
  “悪夢”を夢見る『女殺油地獄』10
せりふの“裏読み”もまた楽し『籠釣瓶花街酔醒』17
江戸の陰の、そのまた陰『三人吉三巴白浪』24
歴史を脚色する歌舞伎の力わざ『仮名手本忠臣蔵』31
鶴屋南北が怪談話に込めた真意はいかに『東海道四谷怪談』37
踊りの名手の手を縛り上げて踊らせた『棒しばり』43
江戸長屋の匂いを創り出す落語ネタ『文七元結』 51
男の沽券に命を懸ける歌舞伎のリアル『夏祭浪花鑑』 59

二章 名作との格闘
役者自身の生き方があぶり出される歌舞伎舞踊『連獅子』66
祝舞から生まれたアクロバティック舞踊『操り三番叟』72
菅原道真の悲劇と三つ子ニュースから生まれた傑作『寺子屋』80
食わず嫌いの女形修行奮闘記『春興鏡獅子』86
受け継いで進化させてこそ家の芸『梶原平三誉石切』92
ユスリ騙りの秘策は凄みの利いた話術『河内山』99
運命に逆らわず、けれど人生を諦めなかった男の物語『荒川の佐吉』106
僕にこの道を決意させた歌舞伎の代表作『勧進帳』113

三章 歌舞伎をつくる
舞台に立つ精神の源に気づかせてくれた「劇団☆新感線」120
男が男を愛するとき『染模様恩愛御書』126
理性を飛び越え、五感に訴える『鯉つかみ』133
期待を裏切る“恋”物語『恋を知る頃』140
感覚同士のぶつかり合い これが僕の「傾奇おどり」146
劇聖が作りだした新しい歌舞伎、活歴物『大森彦七』153
「荒事」は隅から隅までザ・歌舞伎!『碁盤忠信』159
歌舞伎演出を一切使わない歌舞伎『大當り伏見の富くじ』165
短いひと幕に、家と役者の“色”が凝縮された『口上』173

四章 対談 市川染五郎VS.市川猿之助
 これからの歌舞伎を“超訳”する180

あとがき204

本書掲載演目の主な出演歴・写真掲載ページ206
 
小学館の案内ページ(こちら)試し読みもできます(11ページ)。

「なるほど、歌舞伎を“超訳”するのかぁ」
 …
 …
 …
「で、超訳的って何よ?」

まあ、読めってことですね。

先ほど気づいたんですが、
歌舞伎美人にサイン本プレゼントコーナーも。コチラ

最近『超訳』のニーチェとか百人一首の本が出ていますね。
それらの雰囲気からいうと、専門用語バリバリに使った翻訳というより、
誤解をおそれずに「ざっくり」と歌舞伎の話をしてくれるってことかな?
楽しみです。
電車の中で読めるくらいかな?

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(追記)4月10日 読後の感想
「ざっくり」のわかりやすい演目紹介に、染五郎さんが演じるときのエピソード。
わかりやすく、面白かったです。
あと写真もたっぷりでした。
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そう思って調べてみたら、市川染五郎さんの作品。
素晴らしいまでの一貫性。

それは、
「初心者にやさしく。」
だって、このラインナップですよ。



歌舞伎のチカラ



歌舞伎のびっくり満喫図鑑 (実用単行本)



歌舞伎のかわいい衣裳図鑑



市川染五郎と歌舞伎に行こう! (旬報社まんぼうシリーズ)



日本の伝統芸能はおもしろい〈1〉市川染五郎の歌舞伎 (日本の伝統芸能はおもしろい (1))



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真剣に歌舞伎の王道、醍醐味を受け止めるべきだ、
な~んて、肩に力を入れて構えるんじゃなくて、
衣装でも動き方でもなんか楽しいことを見つけたら、
また毎日が楽しいですね、っていうスタンス(と、たむおは解釈)
示してくれているのはありがたいです。

「初心者にやさしい。」、
つまり、
『はじめての歌舞伎!』にもやさしい。


怪我から復帰され、新しい歌舞伎座でのご活躍も楽しみです。

こちらも、染五郎さん。

【オススメの本】
入門書としてはとてもわかりやすい本です。
『観に行きたい! はじめての歌舞伎』
表紙はもちろん染五郎さん。


観にいきたい!はじめての歌舞伎


だいたいの演目が紹介してあります。お得。
写真を見ているだけでも楽しい。


歌舞伎座名作撰 第3期シリーズ



歌舞伎名作撰 梅雨小袖昔八丈 髪結新三 [DVD]

【内容紹介】
江戸時代の庶民の生活をリアルに描いた世話物の傑作。
気風のよい小悪党 髪結いの新三が魅せる痛快な舞台!

新三/中村勘九郎(勘三郎)
弥太五郎源七/片岡仁左衛門
忠七/中村芝翫
家主長兵衛/中村富十郎
お熊/坂東玉三郎
加賀屋藤兵衛/二世中村又五郎
勝奴/市川染五郎




富十郎さん 「十両と五両。あわせて十五両。鰹は半分もらったよ。」
勘三郎さん 「??? おい、勝、わかるか?」
染五郎さん 「先ほどから大家さんが三十両の半分の十五両を出して、その後に『鰹は半分』っていってるのは、ひょっとして…」
富十郎さん 「お前は話のわかる野郎だ。」
勘三郎さん 「ええっ。それじゃぁ、まさか!」


このやりとり、楽しみ。


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