最近のWeb技術
この数年、インターネットの技術面の進化ってあまりないですよね。
パソコンのCPU・メモリの進化とインターネットの進展は緊密な関係にはあると思います。
しかし、ここ数年CPUとメモリの進化は停滞していますから、ウェブの進化もそれにともなって足踏み状態ではないでしょうか。もちろんネットの光化・FTTH化は地道に進んでいると思いますが。
それより現在は、いままでの技術の活用が長足で進んできてると思います。
コミュニティや動画投稿などの仕組みを、自社サイトやキャンペーンでうまく使ったり、ブログサイトを有効に利用する動きなどが目立ちます。
以前はフラッシュとか動画とかAjaxとか最新技術が開発されると、やや時間を置いてマーケティングコミュニケーションがそれを現実的に自社サイトに生かしてくるというのがこれまでの流れでしたが、今は目新しい新技術がみあたりません。
現在は、その分、ブログやSNSなどを利用してコミュニケーションのやり方がどんどん進化していると思います。
したがって、技術を前提にして新しいサイトの提案するというのは、最近は少ないですね。
以前だったら、「新しい技術があるので、話題になるのでトライしてみましょう」といった提案の仕方はあり得ましたが、最近はそんな話はなくなりましたよね。
サイトの制作に課題がある場合に、その課題を解決するために今ある技術が有効なら使うということです。
まあ、新しい技術にはリスクがあって、新しすぎると、多くのユーザーが使えないケースがあります。
今は、いままであるシステムや技術をうまく利用して、マーケティングの課題をひとつひとう解決していくということでしょうか。
たとえば、「アメブロをお仕事に生かしてみませんか」というのも今の流れでしょうか。
ではでは。
人気サイトに学ぶウェブユーザビリティ
本の厚さの割には2520円と少し高価でしたが、面白そうなので「人気サイトに学ぶウエブユーザビリティ」を買ってしまいました。
発行は、2010.06.5です。まあ新刊の部類でしょうか。
内容は、1章では「人気サイトの発想・着眼点」として大規模サイトのMIXI、Yahoo、Google、Amazonんどが、いろいろな工夫をして、いかに訪問者に使いやすいサイトにするかの紹介をしています。個人サイトにはあまり参考にならない場面も多いのですが、さうが大手サイトだけに機能の豊富さには感心ました。
せっかく訪問したユーザーを、いかに迷わさないでスムーズにゴールに導いていくかなどを重点に紹介されています。でもロゴの表示変化などはどーでもいいという感じもします。
2章はインターフェイスデザインのアイディアがたくさん紹介されています。
画面スペースの使い方とメニューの表示方法などの工夫ですが、基本的にドロップダウンメニューは嫌いなので全部見える形式で表示して欲しい。って小さいサイトばかり作っているからかな??(^^;
それから日付、住所の簡単記入方法の紹介。バルーン表示、モーダル表示の使いどころ。などなど、どのようにしたら、スムーズにユーザーがめんどうな入力作業を簡単に出来るかという話です。
3章ではAjaxライブラリの話が少し書かれています。
4章では「ユーザーを知る」ということで、アクセス解析の話ですが、グーグルアナリティクスの話が中途半端でもう少し何とかして欲しいです。
あと、これらについてCSSでの対応テクニックを一部紹介してくれたらもっといいと思うが、ややこしいかな?
最も面白かったのは14項目のコラム欄で、コンビニの販売テクニックをウエブに応用してみせる、面白い話がたくさん載っていて参考になりましたです。
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