先日の、息子の卒業式。

 



本人は高校卒業するだけではない、
大きなモノを背負って、朝、学校へ
登校していきました。





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大阪から北海道蘭越町の米農家に嫁いで
26年目突入のタムタム・ヨーコです!






式典は、自主自律の精神の学校らしい、
学生達がクラス毎のパフォーマンスで
盛り上げ、しんみりする事も無く、
明るく華やかな卒業式でした‼️






普段も私服の学校なので、女子は
結婚式ですか?というくらいのドレスを
着てる人もいれば、着ぐるみ、振袖、
袴等々。






男子はスーツや袴姿が多い中、マリオや
羽生結弦君もどき、漫才やって場を和ませたり、
バンド演奏で最後のステージを盛り上げたり。






式典後、最後のホームルームにも、
保護者も見れました。







だいたい悪天候の卒業式。
今年も例にもれずの悪天候。
全校下校の時間が繰り上げられて、
一人一人のスピーチが、省かれそうになった。
でも、
担任の先生も、スピーチしたい人は
やってイイよ〜と言ってくれていたので、
配布物を配られながら、息子は自分の
番を待っていたようですネ。






それまで誰もスピーチしなかったのですが、
息子は前に出て、喋り始めました。







『僕はこの1年間、皆さんに本当に迷惑を
かけてきました。学校祭も最低限しか手伝わず
遠足にも行かないとか。でも、そんな僕を
このクラスのみんなは、誰も変な奴だと思わず、
このクラスに存在させてくれてありがとうございました。これだけは、皆さんに伝えたかったのです。ありがとうございました。』






大体こんな感じだったかな。(^^)






皆は、『なんもなんもーーーーー』って
明るく受け止めてくれて、本人もさぞかし
ホッとしたことでしょうか。
事情を知っている私も、
涙が止まりませんでした。






なぜ、こうなったのかと言うと、





息子は地方からの札幌進学校受験。
高校に入学した時に、札幌勢やその他から
来てる皆んなとの学力差に愕然としたみたい。





それだけでも私は地方から出して良かった〜
地方で天狗になってしまわなくて良かった〜
と思いました‼️本人もそう言ってたな(^^)






1年生と2年生の間は、基本学校行事や
スポーツが大好きな彼なので、
精力的にクラスに関わって、学校祭も
球技大会も準備から何から率先して
やって青春謳歌してました。






クイズ研究会では、学校非公認なので
顧問も居ない中、尊敬出来る先輩達と
素晴らしい時間を過ごし、部長になったら
今までやった事無い合宿を我が家でやったり、
東京遠征の企画から保護者宛の手紙やら
かなりの経験を積みましたね。






2年の最後、エコノミクス甲子園での
全国準優勝には、本当にシビレました❤️
あと一歩で、ニューヨーク‼️だった〜(^^)






その大会を最後に、3年の春からは
完全文系に転換したので、クラスも
ほとんど初めての人ばかり。
それは、彼には好都合だったらしく、
完全に受験モードに切り替えて
高校生活にピリオド打ったんです。






まだ皆んなは、最後の部活で頑張ってるけど、
自分は皆んなの様にやってたら、
受験に間に合わないという、彼なりの
決断でした。






大好きなモノを封印し続けて、学校祭も
皆んなに協力しない自分は楽しむ資格が無い、
と、他人行儀なアルバイトの様に、
カフェのウエイターをやってました。
働くのは好きなので、クラスメイトに、
『コレはやりますか?コウですか?』と
敬語でしっかり役目はこなしたみたい。







そんな、1年間を過ごしてきた最後の日。
彼なりに、一言謝りたかったのでしょう。






その姿を、この目で見届けれた
夫と私は、息子を誇りに思います‼️








後日、
このお雛様お菓子でおもてなしくださった
クラスメイトのお母さんは、リンちゃんの
スピーチがドラマだわ❤️と感激してくれて
本当に私もホッとしました。

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もっと上手に世の中渡って欲しいけど、
不器用な彼は、自分で経験し、感じ、
切り開くしかないのです。







そんな、胸いっぱいの高校卒業でした。







春よ恋❤️