先日、娘のバイオリンの発表会がありました。
趣味程度のレベルの習い事です。
ただ、先生においては、趣味程度で習えるほどの先生ではなく、いわゆるガッツリプロです。
それなのに、のほほんと接してくれて、ありがたい。
娘も5年生になり、やや中堅層になってきました。バイオリンの大きさは、3/4。
分数バイオリンも最後です。
発表会3週間前に異音が鳴るということで、修理へ。
サヨナラ14000円
発表会前日にまたもやE線が来れるというハプニング。サヨナラ1500円
弦は本当に切れますね。
修理から2週間と少しで切れました。
あらま。
ドレスは、赤系で攻め続けた←?この数年、初めての青系のドレスにしました。
靴はゴールド。
合わせて2700円…
そう
衣装は2700円よ。
髪飾りなんて100円。
ドレスが、メルカリにて2200円。
靴が知り合いの方から安く譲ってもらって500円。←タダでくれようとしたからさすがに払わせてと言いました
それでも多分、誰も3000円でオツリきたー、なんて思わないはず。
高見え
小さい頃から私が髪の毛編んでますからね。お手のもの。←すごーく苦手だったのに、発表会のおかげである程度のパーティスタイルはできるようになりました
今はセミロングだからこれまた簡単アレンジ。
100円とケープではい、完了
そんな、発表会。
やはり、一番ゾワッとなったのは、先生方の演奏。
正直、泣きました。
音楽のちからってすごいな、と思いました。
私の心を浄化して、涙を流させてくれて、反省もさせてくれました。
こんなに心温まる発表会、他にないかも、と思いました。
娘は小学生には見えないほどの高身長で細身。
華奢で長い腕が濃紺のドレスから伸びてバイオリンを構える様は、圧巻です。
ちびっこバイオリニストには見えませんよ。
たぁだ、レベルはちびっこ中堅です
この発表会をもって、分数バイオリンを卒業します。
内心、どんなバイオリンを勧められるのかドキドキしておっかなく感じております
わたくし、メルカリでいいかと思ってます。
あたりもあればはずれもあるメルカリなので、先生は、シビアです
多分だめって言われるなぁ
今回、自分の中で理由があって発表会を辞退した息子。
姉のバイオリンを聴いて、家帰ってきて1人でそらでピアノでその曲を弾けちゃう。音がわかるから。
そんな息子なんだから、来年は出たらいいのに。
なかなか、ピアノもバイオリンも弾ける男の子って、たくさんいるものじゃない。
お母さんは、息子のピアノ伴奏に合わせた娘のバイオリンを、いつかきっと、と心待ちにしているのですよ。
あくまで趣味程度だけど、そんな、私の心に、5月29日の朝日新聞の「声」の欄に以下のような投稿が響きました。
(習い事において)
大切なのは、親がその場限りの結果を期待するのでなく、その先の長い人生の糧とするために習い事という場を作ってあげることだと思う。
これには、ハッとしましたね。現役大学生の声でしたが、
今、習い事を山ほどしている小学生の娘と息子を見ていて、時に苦しく、時に周りの目が怖くもありました。
そして、ハードスポーツを部活に、と選んだ高校生の娘たちにも、同じことが言えると思います。
長い人生、どのような糧にするか。
そうだな、親として、そこかな、と思います。
プロにも、それで身を立てることも望んでいない。
だけれど、趣味といえど、道楽ではない。
お金と時間をかけて、我が家の子どもたちを末長く、支えてあげたいな、と思いました。
お顔は存じませんが、この大学生にお礼が言いたいですね。
この学生さんは、最後に、
両親へ。たくさんの習い事をさせてくれて、ありがとう!と結んでいました。
ほろりと、涙がこぼれ落ちたのは言うまでもありません。
音楽は、いつまで?と思っていましたが、
続けようと思います。
それは、先生たち生徒さんたちの素晴らしい音楽をきかせてもらったから、そして、習い事の意味が心にストンと落ち着いたからです。
いつか、必ず、続けている人の糧になる。
きっとその先、ずぅーっとその先に。